そう思えば2005年春もう少しで開幕というときに私は衝撃を受けたな。帝王熱田眞の現役引退。確かに有名でないといえばそうかもしれないけれど印象に残るプレーヤーだった。このブログでも既に紹介済みなので参照してほしい。
 今回これがメインではない。帝王が引退してから早2年以上が過ぎた昨日鈴木悟の現役引退が分かった。昨日の移籍リストに引退という2文字が出ていた。サンガに来たのは2004年。当時ディフェンスラインが崩壊していたセレッソを追い出されサンガに入団した。しかしここに来ても守備は崩壊状態。慕ってきた西村監督もシーズン途中で解任され出番を失ってしまった。しかし腐らずシーズン終盤に出場機会を得て安定感を見せた。しかし2004年サンガは昇格できず翌年。2005年はリカルド、鷲田の加入で追いやられてしまった。W鈴木はもうダメだと思っていた。今季水戸に移籍した鈴木和裕も主力の怪我によって出場機会を得てその後欠場することはなかった。鈴木悟がはじめて出場機会を得たのは25節の甲府戦。サンガは第3クールが始まり2連敗。主力のセンターバック2人とも欠場。「ここでチームのためになれないと意味がない」という明言を残した。その後横浜FC戦、草津戦での直接FKでのゴール。終盤パウリーニョ離脱後は直接FKは全て彼に委任された。しかし2006年。またもや守備崩壊。更に本人も3月29日の練習中にシーズンほぼ絶望という大怪我を負った。10月たまたま私は無料観戦チケットを手に入れたので大分戦を見に行った。そこには鈴木悟の姿があった。しかし彼をスタジアム内で見るのは最後だった。3年間いろいろありがとう。私は彼の最後のベンチ入りの試合を見届けられてとても嬉しい。これからもサンガのことを忘れないでほしい。
 簡潔に行くつもりがついつい長くなってしまった。