これが大きな原因になったんではないだろうか。去年は博貴、大久保ぐらいしか怪我しなかったのに今年は2003年を彷彿させるような怪我人の多さだった。オフィシャルでの通達があったのは以下の選手。
・鈴木悟 (右膝前十字靱帯断裂、全治6ヶ月)
・手島和希 (左鎖骨骨折、全治2ヶ月)
・林丈統 (右ハムストリング筋挫傷、全治6週間、実際には2ヶ月以上復帰にかかる)
・田原豊 (左大腿二頭筋肉離れ、全治4週間)
・平井直人 (左膝複合靭帯損傷/左膝脛骨関節内骨折、全治5~6ヶ月)
・アンドレ (右大腿部二頭筋挫傷、全治6~8週間)
・ピニェイロ (左範腱様筋挫傷、全治3~4週間)

去年が2人だったのに対し今年は7人と非常に多い。とくに太ももや筋肉に関係するものが多く7人中4人がそれに該当していた。オフィシャル内では発表されていないが大志も細かい怪我を繰り返し星も鈴木和裕も鷲田も決して万全ではなかった。それとアンドレ、ピニェイロは謎の怪我で長期離脱をするなど戦力計算が出来なかったのが痛い。林も一度怪我して以来ノーゴールということでコンディション不良が明らかとなっている。
 去年は高いフィジカルを評価したが今季の失敗のまず第一原因はこういう怪我人の多さやフィジカル不足だと思う。これだけコンディションを崩されると相当厳しい。どうしようもなくなる。サンガの降格原因をまず挙げるのならフィジカル管理のずさんさではないだろうか。
 この責任をとってファビアーノは柱谷と同じくして解任となっている。仕方ないだろう。
 そして来季だが吉満フィジカルコーチの就任が決定。徹底したフィジカル管理がサンガの結果の命運を握っているといっても過言ではないだろう。