サンガは明日清水と対戦する。4試合連続4失点と不甲斐ない状況が続いている今、負けを喫すると監督解任につながる。進退をかけた一戦となる。
 サンガのメンバーは全く読めないため予想メンバーは無し。当初前節と一緒と思っていたが3バック本格採用、アンドレ、ピニェイロフルメニュー消化という噂も聞いたので全く読めない。それと平井の怪我は全治5~6ヶ月と診断された。今季絶望。その他にも田原、上野、鈴木悟が怪我で出られない。
 一方の清水は前半戦サンガに負けて以来負けなしと絶好調だ。2004年の大宮を思い出す。サンガ戦に負けて以来結局負け知らずでJ2を去っていった。怪我人もアレシャンドレ(アンドレの元同僚)だけで実にチームの状況はいい。ボランチの枝村は絶好調なので特に注意したい人物である。マルキーニョスの動き、チョジェジンの高さ、強さ、藤本、兵働、山西、市川のサイド攻撃と首位争いをするチームとは一歩劣るがそれでもかなり優秀なチームといえる。
 まずサンガは前半戦の清水戦、千葉戦でできたゾーンディフェンスに、前節8つとったオフサイドトラップを使ったラインディフェンスで前線の威力はかなり弱めることができる。しかしサンガのウィークポイントは相手の左サイドと2列目。2列目の選手をフリーにする傾向がありその選手に実にやられている現状。福岡戦では久藤、薮田、ガンバ戦では遠藤、マリノス戦では山瀬、セレッソ戦では名波、古橋にゴール、またはアシストを決められている。これらの選手は全て中盤でゲームメークをして更にミドルも撃てるというシャドータイプな選手がほとんどである。米田は相変わらずプレスが緩いし斉藤も良くない。石井を使った方がいいかも知れない。清水のシャドータイプな選手、つまり藤本や枝村、兵働といった選手に対ししっかり警戒してほしい。それと右サイドなんだけど前節は比較的ドゥトラを抑えていたのではないか?大志も張るんじゃなくてファール覚悟でいいからしっかりプレスをかけそして奪ったら切り替えを速くして攻める。サンガと上位チームとの攻撃力の差は決定力と切り替えの速さである。とにかく切り替えの速さが大事である。あと中盤でのボール回しの精度が悪すぎる。ガンバ戦なんか最悪で3本のパスも通らなかった。非常に悲しい。ガンバかってあまり守備は良くないけど遠藤のキープ力、タメで守備はもっているようなものである。
 つまり守備改善、勝利へのポイントはポゼッション、パス回しの精度をあげる。それと攻守の切り替えを速くする。守備では厳しくいく。中盤の選手達の飛び出しに注意する。チャンスメーカー、ゲームメーカー(攻撃のキーマン)をしっかり抑える。最後のはかなり有効だと思う。