サンガは0-4と横浜Mに完敗した。解任はないと言い張ってきた稲盛会長も監督采配を批判。ついに監督解任の危機に瀕しているようだ。私も怒り狂い西村のハンドリングショーの場面しか見ていない。
 30分まではいい内容だった。しかし前線にボールが収まらず結局31分に先制を許した。更に後半CKで差をつけられるとPKから一度は止めるが失点しカウンターで万事休した。
 サンガのディフェンスラインはよく頑張ったと思う。オフサイドも8つとった。しかし山瀬に4アシストと攻撃のキーマンをフリーにさせすぎたのが4失点の原因だと思う。昨日2トップ登録だったがやはりゲームメークするのでボランチがしっかり奥、山瀬に警戒しないといけないのに警戒していない。久保も失点のシーン以外はきっちり抑えられた。しかし中盤が緩すぎる。やはりこれだけチャンスメーカーを潰せないと到底失点を抑えることができない。下がる必要はない。久保には確かにやられたが8つオフサイドとっているし最終ラインはオフサイドトラップをかけ続けたらいい。でも1対1に対応しなければならない場合やはりラストパスの精度を少しでも落とさないとたやすく失点してしまう。
 攻撃でも前線でボールが収まらないのはしょうがない。田原やアンドレがいるのなら別の話だが。パウリーニョ、林の個人技を中心にボランチ、両サイドがフォローしゴールを狙うというパターンでゴールを狙っていきたい。それと気になったのは中盤でタメができずすぐにボール奪取されるということである。プレスもできない、パス回しもろくにできない。サンガは他チームと中盤で大きく水を空けられている気がする。やはりこれだけ中盤をフリーにする、パス回しができない状況が続いているのに中盤のメンバーを変えたがらない監督にどういう意図があるのか全く理解できない。
 ここで個人的な意見をぶつける。米田に代えて博貴を投入してほしい。守備陣がザルだということは分かっているが最も問題なのは中盤でタメをつくれないことである。博貴ならタメをつくれるはずだ。ガンバかって実は守備はもろい。前々節辛勝したが中盤で遠藤が抜けてタメがつくれないようになったからあれだけ崩れたのだ。つまりタメをつくりポゼッション率を高めるのが効果的だと思う。本当に守備を直したいなら石井を使いどんどん削りパスカットしてほしいのだが攻撃力を失わないため、更に守備固め要員としても石井スタメン論はあまりお勧めできない。とりあえず米田の緩慢さが見えるいじょうサンガ中盤の再考は絶対にしておかなければならない。