私たちは、生命を持つものであり、その肉体の生命維持にはある程度の労力を必要とします。

 

しかし、その労力以上のことをし始めると、苦しみの多い人生となり果てるのです。

 

生きるという純粋な行為ではなく、過剰な何かを望み、それを手に入れたり失うことで一喜一憂をするのです。

 

夢や希望を持つことを悪いとは言いませんが、夢を成し遂げたり、夢を失ったりすることで、幸福感を得ようとしたり、落胆するのです。

 

もし、私たちが心の状態を生きる以上のことに依存し始めたら、私たちは純粋に生きることができなくなってしまいます。

 

生きるということが、意味や価値など、社会的な何かよりも下になってしまいます。

 

 

 

過剰な努力をして生きることは、多くの囚われを生みます。

 

心を整理整頓することで、その囚われから脱却することは、純粋な生に近づく道です。

 

それは、おそらく世間に染まった自分の生き方がつらいと感じる人には、大きな癒しとなるでしょう。