自分探しの旅。
一時期はやりましたね。
自分というものは、探すものではなく、向き合うものなのですが。
世界の果てに行っても、自分を探しているうちは自分など見つかりません。
そして、本当の自分とは、自分と思っている何かの向こう側にあるので、向き合ってからが勝負の始まりです。
私たちが最初に出会う「自分」とは、多くの場合エゴでコーティングされています。
そのため、自分とエゴの区別がつかない可能性があります。
自分が望んでいるのか、エゴが望んでいるのか、見分けはつきません。
エゴとは、結局のところ、自分が受け入れた何かであることがほとんどです。
私、そういう人だからという時の、そういうは、たいてい何か外から受け入れた何かです。
自分と思っていたものが、どこかで聞いたことがある場合、元ネタは外にあります。
このエゴのレベルを通り抜けることができれば、人生というものがスクリーンに映ったうつろいやすい影であるということが理解できるかもしれません。
それは、もしかしたら人生で何らかの重要な境地かもしれません。