きこちゃんは高校時代まで女番長と呼ばれるようになった。

学校を自分の庭のように走り続けていたと。


たしかに先生に毛虫を差し出して驚かせて

「バカバカすてーえ」と

慌てさせるようなことをして面白がってもいた。


水泳部に入りオリンピックを目指そうと思っていたが、

県体で2位だった。

練習が嫌いだからオリンピックは無理のようだ。


しかしながら貧乏道をいくきこちゃんには、

悲しい思い出がある。


学校全体の朝礼で服装チェックがある。

そこで引っかかり、大目玉だった。

バンドに模様が入っていたからだ。


朝、洋装店で真っ黒なバンドを買いに行ったのに、

模様入りしかなかったのだ。

きこちゃんにとって、何の悪気もない出来事だった。


水泳部の顧問に呼び出され、水泳の選手にとって

色気は禁物だと。

長い長い説教が続いた。


なんて大人は自分勝手な考えをするのだ。

決めつけも甚だしい。

お話にならんわ。


最近広島県で進路の推薦問題で間違ったデーターで、

推薦は出来んと答えた先生がいた。

その生徒は自殺した。


なんて事だ。子供を何と思っているのか。

先生もそう悪気はないかもしれないが、自分の進化を

忘れてはいけない。

私もそんな事をしているかも知れない。


もうひとつ

体育の授業の縄跳びを忘れたというか貧乏で買えなかった。

数人職員室に呼ばれて説教を受けた。


買えない理由がある子もいるとは考えないのか。

まあ破天荒な子だから、適当に忘れたのだろうと

思っているのか。


帰り際に他の先生におしりがあたったので、

私は照れて舌をペロリと出した。


するとその先生は縄跳びで怒られた事に舌を出したと、

勘違いし、怒鳴りあげられ叱り続けられた。


嗚呼お話にならんわ。

純粋で何の悪気もないのに。

大人目線で、なんてやつばかりだ。


きっと子供と大人の間には大きな壁がある。