なんでも昔の方が良かったなんて言うと、いかにも年寄り臭いからあまり言いたくないが、夜空の星のきらめきに関して言えば、やはり昔の方が良かったと思う。
家々のあかりも少なかったし、車の数も格段に少なかった。
その分だけ夜が暗く、星を眺めるには都合が良かったと言うわけだ。
とは言え、星がきらめいて見えないのは、私自身の変化がもたらしている事なのかも知れない。
宇宙の広がりに感動して呆然と天を仰ぐという、子供時代の純な好奇心を失いつつあるということか。
天の川・・・
白く輝くあの帯を見たのはいつが最後だったろうか。
今一度、あの銀河と空いっぱいに輝く星々を眺めてみたいものだ。