Wikipedia「きみはいい子」↓↓
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/きみはいい子


・自閉症の子供を暖かく包み込んでくれた近所のおばあさん
鍵を無くしてパニックを起こしているところをなだめてくれました
職場から連絡を聞いて駆けつけてきた母親はひたすら「すみません」と連呼する
「ありがとうございます」よりも謝り癖が付いてしまっている
この子は特に虐待を受けている描写はなかったけど
近所のおばあさんのような理解が深まるといいなぁと思いつつ、この子のレベルでは支援級より支援学校の方がいいのでは?母親が仕事をしているのなら支援学校からの放課後デイサービスの方がいいのでは?と違和感を感じた
特別支援学校や放課後デイサービスが充分に揃っていない地域もあるだろうけど、親が「普通の学校」に拘るのなら、それはお勧めしないですよ



・尾野真千子演じる単身赴任で夫が不在のワンオペ育児母親
娘を虐待してしまう
池脇千鶴演じる2児の母ママ友は、微かに見えた尾野真千子演じる母親の腕にタバコの火傷の痕をみて察する
そして母親(尾野真千子)を抱きしめて、自分も幼少期そうだったと、前髪で隠した額の傷跡をみせる
「辛かったね、自分の事が嫌いだよね」となだめ始める
「私は近所のおばあちゃんが、外で父親から殴られている私を身を呈して庇ってくれて、それ以来そのおばあちゃん家によく匿ってもらってた。それが無ければ今頃耐えられなかった。小野真知子役母親さんは誰からも救いがなかったんだよね?辛かったね、大変だったね...」
それから小野真知子演じる母親は、娘を抱きしめる事が出来るようになる

本来、池脇千鶴演じるママ友の役割を、児童相談所がしなくてはならないんじゃないでしょうかね???一体なんのための行政機関なのだろう
それにしても近所のおばあさんの力が偉大すぎる。頼むからおばあさん、ママ友頼みにばかりしてないで行政も真っ当に機能してください。ママ友、おばあさん、行政、みんなで助け合う国になって貰いたいものです。不甲斐なく情けない、我が国の児童相談所



・小学校教師は、土砂降りの雨の中外に放り出されて、公園の遊具で縮こまっていた自分のクラス生徒を自宅に送るが、父親は玄関先でタバコをふかしながら
「子供は外で遊ぶもんだろ!?」と威嚇してくる
「でも雨も降ってますし」と食い下がると
「はいはいわかりましたよ、ありがとーございます!!!」
といい子供を家に乱暴に入れ!と言って押し込むように上げる
戸が締められる前に小学校教師がまた食い下がる
「〇〇(生徒)さん、ちゃんとご飯食べてますか...?」
すると父親はタバコを投げ捨て、小学校教師を「あーーーーー!!!?」
と恫喝し、舌打ちをしながら乱暴にドアを閉めてその後、家の中からドタンバタンと物音と共に怒声がする
小学校教師は一度引き下がってしまう

これは引き下がっちゃダメでしょう...警察案件です
警察からの要請に児童相談所は断れないから、児童相談所が扱いたがらない凶悪虐待親であっても、こういう、本来救われるべき子供の命が救われ、やっと、児童相談所がまともな仕事ができると思いますが...


この映画、不思議な事に一度も「児童相談所」が出てきません
この映画監督に聞いてみたいです
児童相談所の実態をご存知だったから映画の中に登場させなかったのですか?
だとしたら私はこの映画に星5評価を付けたいと思いました



それにしても、本当に、お盆休みは鬱になる
よその子供たちが遊ぶ声を微笑ましく思いたい気持ちもあるけれど
やはり我が子達の笑い声が聞きたい

お盆休みなんて早く終わってしまえばいいのに...