2022.3.6
体の自由は利くようになったものの。
頭はずっとぼーっとした状態で、何もする気が起こらず。
「回復するってどういうこと?このままこの病室に閉じ込めれられたままなんて苦痛すぎる。とりあえず動き回れるし。なんなら痛み止めの薬だけもらって退院した方がよくないか?」
とまで思っていました。
当然、術後の回復待ち状態なので何か治療を行うわけでもなく、定期的に検温・血圧測定・傷跡チェックするだけなんで「私、今何待ち状態なの?」って思いがち。
(たくさんの患者を担当している看護師さんは暇ではない)
おかげ様で傷口も痛み止めの薬を使えばコントロールできる状態なのでなおさら暇を感じてしまう。
この「何待ち状態?」あと何日続くんだー、帰って家で休みたいと本気で思っていました。
でも、硬膜外麻酔が取れ(シャワー浴びたいから取ってくださいと言ったらあっさり外してもらえました)完全自由の身。
何日かぶりのシャワーで全身洗うと。
「あ、私、復活してきた」と感じ。
それからは病棟内を散歩したり個室を覗いてみたり、婦人科病棟にいるおかげで廊下に出れば新生児👶の泣き声が聞こえるのでにんまりしてみたり。
ここは子宮から命が生まれる場所でもあり、私みたいに子宮とさよならをする場所でもあるのだな~と「病院」というもののある意味残酷さを感じます。
私は自分の選択として結婚・出産をしなかったし、子宮摘出も納得しているので大丈夫だけど同じ女性としてつらい思いをする方もいらっしゃるでしょう。
そんな色々な患者に本当に親切親身に対応されている看護師さんに感謝感謝です。
消灯前、急に傷跡が痛み出し、でも次の痛み止めに時間までまだしばらくあるという超辛い状況に。(服用していたロキソニンは6時間の間隔を空けなければならずまだ追加を飲める時間じゃなかった)
看護師さんに泣きついて別の痛み止め(カロナール)を処方してもらい落ち着く。
寝る前に痛みが出るって恐怖。変性痛を思い出したよ。
(後日談)
手術が終わって回復に向かう瞬間って人それぞれだと思いますけど。
私は間違いなく「術後、初めてシャワー🚿で全身を洗えた時」ですね。
ホントすっきり、頭の中にあったモヤモヤが消えました。
それからは散歩したり、動画配信サービスでバラエティー番組で笑う余裕も出来ました。
有吉さん、千鳥さん、かまいたちさん、さまーずさん、サンドイッチマン……ありがとうございました。
就寝前に痛みが出てきたのは硬膜外麻酔を終了したからですね。
私、勘違いしてまして。
硬膜外麻酔って「プシュ―」って自分でスイッチ押したときだけ効いていると思ってて。
私、ほとんどスイッチ押さなかったし「背中から繋がってるこのペットボトルみたいの邪魔。よし取ってもらおう」と。
違う違う。ずーっと私を痛みから守ってくれてたんだね。
追加のカロナールを飲むまでベットの周りを足踏みしながら痛みをごまかしていました。
これから退院までロキソニンとカロナールを交互に飲む二刀流の日々が始まります。