夏になるとついつい読み返してしまう若竹七海さんの「猫島」シリーズ(私が勝手に分類してるだけです。そんなシリーズはありません)
 神奈川の江ノ島あたりにありそうな架空の小島猫島を舞台にしたコージーミステリー。
  ・ライトミステリー
  ・大好物の猫がわんさか登場する
  ・若竹さんの描く毒の具合が丁度いい
と、個人的に思ってて読みやすい。

 若竹七海さん本当に好きな作家さん。軽いタッチの展開の中で人間の残酷な部分やズルい部分がサクッと描かれてドキッ😨とする。
  そして、伏線の回収が見事だ。(他の作家さんで物語の途中に意味ありげに出てきた人物が結局オチに何の関係も無かったやんけ~と言うことが時々あるけど彼女の作品にはまずない。)
 登場人物も結構ダメ人間だったり非常識だったりするけど、意外と憎めない性格だったり。
 
 島全体が夏の海の家みたいな猫島でおこるドタバタ騒動は読んでるだけで、自分が夏に海に行ったような気になれる🏖️


 夏が終わり「食欲の秋」が近づくと今度は御子柴くんの甘味シリーズが楽しみになる。