Takakoのブログ

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仕事中の事故だった為、労災扱いだった。
労災はお給料の8割が出て残りの2割は会社が負担してくれた。(当たり前だ)
数ヶ月が経つ頃に職場から依頼されたという社会福祉士の人から連絡が入る。
退職して障害年金に切り替えてほしいとの事。
労災は職場復帰できるようになるまでの保障なのだ。
パパは復帰できないと判断したわけでこれ以上、面倒は見れないということだったのだろう。
事故直後、社長は私に言った。
「一生 ご主人とご家族の生活を見ます。
この先ご主人が元に戻れなくても会社に在籍してもらいます。
私にも愛する妻と子ども達がいるのでご主人の気持ちを考えると身を切られるような思いです。
できる限りの事はさせて頂きます」と。
最初は何かあれば直ぐに電話下さいと言い携帯にかけると直ぐに応対してくれた社長だったが。
ある時から私の電話には一切出なくなり会社に電話をすると社長の母親である専務が対応するようになった。
社長は忙しい…と。
電話の向こうの専務の声はとても冷たい人だった。

相手方の関係者は信用できないのであちこちに出向き調べ弁護士とも相談し最良の方法を選択していった。
そんな事にも時間を取られる日々。
今なら難なく調べられる事もこの頃の私の狭い視野内では一つの事を調べるのにはとても時間がかかり判断力も足りなかった。
しっかりしなければ‼️
今は私が大黒柱なんだから‼️
気合いだけで何とか奮い立たせていた。
会社が福岡市だったので年金事務所も福岡。
何度 足を運んだことか。
地元の区役所、海運局、裁判所、弁護士事務所、警察署、法務局、嫌になるくらい色々なところに通った。
問い合わせから手続きから報告から…
優しい担当者で親切に教えてくれる人もいた。
淡々と事務的な担当者も。

パパの成年後見人となり弁護士と一緒に財産管理をする事になると自由に使えなくなった生活費。
ひと月の光熱費や生活費をあらかじめ報告。
一般的にはこれくらいの食費で…とか普通は…とか。
一般的って何?
普通って何?
誰のとこと比べてるの?
2人の男の子を育ててるんですけど…
部活も盛んにやってて食欲モリモリ、1日に炊くご飯の量だけでも凄い量‼️
野球のユニフォーム、バット、グローブ、ボールにネットに学費に塾に…

子どもの生活は守りたい。
不自由させたくない。

取り調べされてるみたいでひどい屈辱。
うちの家庭の事に何でこんなに口出しそれなければならないの?
今までの生活費を見直し何に使ったかを全て報告しなければならない。
私たち被害者家族だよね。
何かあった時、家族が困らないように加入してた生命保険金もパパのもの。
勝手に使えないんだそうだ。
何それ。
どのような夫婦関係だったかわからないしお金を持って逃げる人もいるので…だと😨
あぁ 確かにそんな人もいるのかもね💦
仕方ないんだろうけど何だか情けなくなってきて涙がポロポロこぼれた。

この年は雪が多くて何度か積雪のあった寒い冬だった。
リビングの部屋のドアが壊れ引戸が閉まらなくなって冷たい風がどんどん入ってきて寒くてたまらない。
修理をするのにも裁判所の許可がいるんだと😱
弁護士と面談して書類を作成してもらい裁判所に提出。
裁判所で書類を確認し返事が来るまで1ヵ月。
それから工事に入りドアが着いた頃には春を迎えようという時節に入ってた。
システムキッチンが壊れても…
外壁が割れても…
毎回こんな感じ。
パパの病院でかかるお金もかなりのものだった。
ずっと入院してるので加入していた保険も日数制限を越えてしまいあっという間に手元のお金は無くなってしまう。
パパの貯金を勝手に使ったらどうなるんですか?
弁護士に聞くとご主人が元気になった時に奥さんを訴えるかもしれません…と

空いた口がふさがらない😱


宮崎県警の担当刑事さんから久しぶりの電話。
そういえばパパの事故の件はどうなってるのか…
あまりにも色々な事がありすぎて思考が止まってる。
最終の聞き取り調査で福岡に来るので北九州にも寄りたいとの事。
この刑事さん本当に良い人で人情の厚い方だった。
船長や船員たちの事故直後の供述が違ってきてるらしく起訴までもう少しかかりそうという事だった。
みんな我が身がかわいいよね。
月日が経つと嫌な事は忘れて記憶も薄れていくのだろう。
私達家族は変わり果てたパパの姿をずっと見続け生きていかなければならないのに。
毎日毎日ため息の連続。
とほほ💦

こんな日々がずっと続くのだと私は自分の人生を諦めかけていた。