こんにちは、夕陽です。

 

【統合失調症患者が「東大受験」してみようか】にお越しいただき、

ありがとうございます。

このブログは、皆さんへの報告というよりも、僕自身の記録・備忘録という目的で進めるつもりです。

 

統合失調症患者が東大なんて受かるのか?そもそも、受験するところまで行けるのか?

障害を知る人の中には、そう心配する方もいるのは分かりますが、、、

そんなことは、僕も分かりません笑

 

現在2024年2月上旬。

受験予定は、1年と1ヶ月後。

 

僕がこれから、どうなっていくのか?

興味がありましたら、思い出した時などに訪問してくだされば嬉しいです。

 

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 

※ページ数は、『荒巻の新世界史見取り図 上』のページになります。

12世紀ルネサンスは、P220~225。

 

 

12世紀ルネサンスを理解するためには、「以後」の世界の歴史を知っていなければなりません。

なぜなら、一本の軸を通すから。

 

中世ヨーロッパ文化を語る上で、12世紀に起こったことを無視する訳にはいかないです。

そのくらい、12世紀にはいろいろあった。

 

文化とは、生き様のことです。

学問とか音楽とか、そういうものは二次的なものだと僕は思っています。

 

文化が大きく変わる時、、

生き様が変わります。

江戸時代から明治時代に変わった時も、そして、中世ヨーロッパの12世紀ルネサンスの時も、その前後で大きく変わっている、、ことを考慮する必要があると思うのです。

 

今回は、そのお話です。

 

(注)

もちろん、ここで書くことは、一つの立場から見た「歴史」に過ぎません。

支配者が描く歴史も間違いとは言えません。

 

ただ、「歴史」とは、描けば自分の人生に大きく影響する、、

だから、(支配者の対義語としての)奴隷の存在を当然として見る「歴史」は認めるつもりはありません。

 

けれど、大学入試や現在の日本・世界を理解するのに、「支配者が描く歴史」は必須なので、

軽んじるつもりは全くありません。

 

 

 

目次

・12世紀ルネサンスは大きな出来事

・人類の方向性

・まずは、ローマの歴史の復習

・陰謀などないですよ?

・まず、12世紀に何があった?

・なぜ、蛇はまずイヴを騙したのか?

・何が、カエサルの嫉妬心を刺激したのか?(吟遊詩人の存在)

・学問の目的。大学の目的。

・補足(8つのポイント)

 

 

 

 

 

 

12世紀ルネサンスは大きな出来事

 

12世紀ルネサンスでは、「学問」が大きなポイントになります。

けれど、なぜ、以後のヨーロッパや世界を席巻する「学問」が、ここで隆盛するのか誰も教えてはくれません。

 

もちろん、イスラームの学問が流入し翻訳された、、等、ちゃんと説明されています。

けれど、それは、デカルト式視野での説明なんです。

僕は統合失調症患者なので、それでは理解できないのです、、

 

デカルト式理解ではなく、心や精神、意識や魂を持った「人間」として見ていきます。

 

12世紀ルネサンスは大きな出来事です。

デカルト式でも以後のヨーロッパへの影響を説明できるほど、、

もし歴史を(支配者が描くものでなく)「人間」の営み、、として見た場合、その影響は思わず笑ってしまうほどのものになります。

 

 

 

人類の方向性

 

現代の人類は、どっちの方向に進んでるのでしょうか?

 

人間には自由があります。

なのに、なぜ、何も考えずに発展への道を歩んでると思えるのでしょう?

いや、「支配者が描く歴史」は、そもそも「俺の偉大さを誉めろ!」、、というスタンスで描かれてるので、昔より発展してる、、と見做(みな)さなければやってられません、、

 

 

 

今回のテーマの前提になるお話、、

人類が生まれ、平和に暮らしていました。

その中で、心のバランスを崩す人間が一定数現れます。

 

彼らは、人の邪魔をしケンカになり、頭の良かった当時の人類はあっという間に滅んでしまいます、、

今から約1万年前、エジプトが生まれる少し前、ある賢者が集合意識に愛の祈りを解き放ちます。

「心のバランスを崩す人間が現れる理由を見つけるまで、滅ぶ訳にはいかない。

だから、それまでは人類は自ら愚かになっていく」

 

文字史料の残る「歴史」は、それ以後の話になります。

だから、世界史や日本史を学ぶ時、一見発展しているように見える「歴史」が「愚かになっていく」方向に進んでる可能性を考慮する必要があります。

 

この話を否定したいなら、しても良いですけど、

それなら、人間には自由がある、、ことを前提に、「愚かなことを選んでいる」という視点から「歴史」を見直したことがあるはずです。

 

 

 

まずは、ローマの歴史の復習

 

(1)ポエニ戦争

P104、106。

ローマとカルタゴの戦い、3回にわたるポエニ戦争。

 

第2回では、ハンニバルが現れ、ローマを追い詰めますが、奇襲作戦が功を奏しザマの戦いでハンニバルを破ります。

第3回、戦意喪失状態のカルタゴを、ローマは女性も子どもも皆殺しにします。

カルタゴは消滅することになりました。

 

ここで覚えておいてほしいのは、

カルタゴが消滅したことと、ローマ人の性質です。

→→ポエニ戦争 「世界史の窓」(y-history.net)

 

(2)ユリウス=カエサル

時代は少し下り、カエサルが登場します。

相手は強敵、ケルト人です。

 

カエサルは、苦戦したようですが、、

ケルト人の存在は、12世紀になった頃には全く聞かれなくなります。

ポエニ戦争では、紀元前264~紀元前146の約100年に対し、

ケルト文化の消滅は、1000年以上かかってることになります。(魔女狩りを含めて)

 

それだけケルト人は凄かった、、という仮説が生まれます。

(ケルト人を戦争で奴隷にした、、という仮説は否定できます。

時間のある時に考えてみてください。)

 

 

そして、ローマ人の性格。

自己顕示欲が強く、承認欲求も人並み以上で、嫉妬深い。

ポエニ戦争での振る舞いや、膨張欲求を見ても分かります。

 

だから、徹底的にケルト人を憎悪した。

カエサルの『ガリア戦記』を読んでみても、それは分かります。

自分が人間として敵うはずがないと感じ、、けれど、自己顕示欲が強く、病的な承認欲求がある男性が、どうにかして「俺の方がすげぇ!」って言いたい時、、

 

どうしますか?

 

『ガリア戦記』には、その答えがあります。

ケルト人の指導的立場にあるドルイド僧が主導して、人々を生贄にして儀式を行なう、、と噂話を流すのです。

 

現代でも、イジメで同じことをするので、理解しやすいと思います。

カエサルは自身を成長させずに、相手を貶めることを選びました。

(まぁ、支配者になろうとしてる時点で、選択肢はなくなってるのですが。

一つ、支配者が人間として簡単に成長できる(ように見える)方法があります。

思想や宗教の指導者に認めてもらうことです。

例えば仏教やキリスト教を受け容れれば、「名君」の称号を得ます。)

 

→→カエサル 「世界史の窓」(y-history.net)

 

 

 

陰謀などないですよ?

 

集合意識の中の祈りがあります。

集合意識の中の祈りと、人々の集団意識が合わさり、

それに合わせるように、流れが始まると、それにコミットした人間は高い能力を発揮します。

例えば、ヒトラーのように。

 

人間の能力は、本来高い。

賢い人類を愚かにしていく、、ためには、、

ずらすのです、少しずつ少しずつ。

 

 

だから、まるで世界を牛耳る支配者がいて、陰謀を企ててるように言う人がいるのです。

そのくらい、最初の祈りは強く、集団意識の中を流れてます。

 

多くの人類がそれを補強しているし、、

例えば、モーセの十戒。

当たり前のことを毎日言われると、頭がぼんやりして思考力が下がります。

だから、ユダヤ人の教育法は昔から徹底的な暗記主義です。

 

 

 

まず、12世紀に何があった?

 

12世紀、、何があったのでしょうか?

僕だったら、例えば互助組織フリーメーソンの原型が生まれる頃、、と言います。

石工の組合、職人のギルドの前身です。

 

※起源は諸説あるし、ギルドの話もありますが、フリーメーソンのイメージを創った人は、12世紀頃だと思います。

その前に中世都市は現れ、商業ルネサンスも経験しているので、ギルドが男性主導になるのは当たり前です。

彼らはローマ人や移動してきたゲルマン人です。

 

 

 

彼らは何者か?、、という質問はどうでも良くて、

大切なのは、彼らの情報力、女性の加入禁止、宗教に対抗しての強い協力関係、、です。

 

ネットワークがあるし、助け合いの精神は強いし、権力のある人や有名人にも多いので、抜群の情報力を持っています。

明治初期の日本があれだけの活躍ができたのも、その情報力のおかげです。

 

 

 

 

なぜ、蛇はまずイヴを騙したのか?

 

ここで思い出さないといけないのは、集合意識にあって一番影響力のある「祈り」のこと。

 

「心のバランスを崩す人間が現れる理由を見つけるまで、滅びを遅らせる。

そのために、人類は自ら愚かになっていく」、、という愛の祈り。

 

人類を愚かにしていくためには、まずは女性を愚かにすることです。

どんな人間も、女性のお腹に包まれた後で生まれるからです。

 

だから、、旧約聖書でも、蛇はまず「女性」に囁き唆(そそのか)します。

なぜ、男性を唆さなかったのでしょうか?

 

男性は、女性より賢いから?

まさか。(男性の方が愚かだとも言いませんが、、)

 

もし、男性を唆しても、女性は男を捨てて終わりだからです。

アダムは捨てられちゃいます。

あらら、、

 

なんてね♪

冗談です。

 

でも、男性を堕としても、賢い女性を堕とすのは難しい、、

だから、賢い蛇は、女性を堕とす役を男性に任せることはなかったのです。

 

なぜ、女性は本来、男性より騙(だま)されにくかったのか?

それは、自身の幸せを何より大切にしたからです。

 

可愛い我が子を健康に産み、愛する夫がいつでも休める場所を維持する、、ためには、まず自身の幸せを考えなければなりません。

 

明治日本を助けたフリーメーソン上層部からの指令(イギリス発)、「日本が自身で革命を起こした、、と思えるよう手助けせよ」、、こんな指令に人生を賭けるなんて、男性しか不可能です。

 

使命は、本来、自身だけで考えなければなりません。

にもかかわらず、他人からの指令に使命感を燃やせるのは、男性(もしくは他者の思想だけに殉じる女性)だけです。

だって、自分が幸せになれない指令など価値がある?、、って女性は考えるでしょうから。

(だから、フリーメーソンは女性の加入を禁じてるのです)

 

 

 

 

何が、カエサルの嫉妬心を刺激したのか?(吟遊詩人の存在)

 

吟遊詩人って、何を歌ったのでしょうか?

彼らは、旅をしてる訳ではなく、例えば宮廷で詩をつくり歌います。

 

ポイントは、宮廷や貴族の館で活動してる、、ということです。

つまり、ケルト文化ではなかった。

しかし、ケルト文化にも吟遊詩人はいました。

 

ケルト文化での吟遊詩人は、バード(Bard)と呼ばれます。

そして、彼らの活動はドルイド僧と重なるそうです。

 

ドルイド僧とは、知恵のある賢者、、といったイメージでしょうか。

敵方の記録からも、ドルイド僧が指導的立場にいたことが分かります。

 

森林に住む知恵ある民族。

特に女性は美しく薬草についての豊富な知識があった。

魔女狩りや、『白雪姫』で森林に住む女性を醜く描いてることからも分かります。

だから、ケルト人には宮廷文化などなかった。

 

つまり、12世紀ルネサンス「以後」の吟遊詩人と、「以前」の吟遊詩人は、全く別物、、なのです。

 

12世紀ルネサンス「以後」の吟遊詩人

→→吟遊詩人/トゥルバドゥール「世界史の窓」 (y-history.net)

→→ケルト人/ガリア人/ブリトゥン人/ゲール人/スコット人 (y-history.net)

 

→→ドルイド - Wikipedia

→→ドルイドって何? 古代ケルト、謎の社会階級 | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト (nikkeibp.co.jp)

 

では、、

「以前」の吟遊詩人は、どんな存在だったのか?

 

ここでポイントになるのは、テキストにも出てくる次の言葉。

俗語文学、騎士道物語、吟遊詩人。

 

12世紀、ラテン語ではない俗語文学が現れます。

人々に馴染みのある言葉で語られる物語。

テーマは、騎士道物語です。

→→騎士道物語「世界史の窓」 (y-history.net)

 

アーサー王物語、僕も好きです。

好きですけど、ここでは歴史の中での意義を考えます。

 

騎士道物語、男の子は好きそうですよね。

騎士に絶対的な忠誠と愛を捧げられる貴族の婦人、、という立場に憧れる女の子も多そうです。

 

これが、どういう意味を持つのか?

当たり前ですが、イプセンの『人形の家』の夫婦のような関係が生まれやすくなります。

→→イプセン『人形の家』あらすじ

 

騎士道物語では普通、男女の人間関係を描きません。
女の子の初恋を成就する物語も、もちろん描きません。
物語のヒロインは、何もしません、、というより、できません。
立場が許さないからです。
だからこそ、騎士からの熱烈で報われない愛が際立つのですから。
 
世の中は、魔女狩りによって陰気です。
もちろん、多くの女性や子どもたちの心は鬱状態です。
(商業ルネサンス前)P212~219
 
だから、分かりやすく永遠の愛を描いてる「ように見える」騎士道物語が大流行するのです。
人々は、愛に飢えていました。
そこに騎士道物語が受け容れられたのです。
 
これが、理想の愛の形だと、、
 
 
 
残念、、違う、、
少しずつ少しずつ、愛を維持する方法を忘れていきます。
日本でも、だから、演歌やラノベ、多くの恋愛小説が流行っています。
 
身近な俗語での文学で。
子どもや女性の心をつかむストーリーで。
 
恋愛での知恵や賢さから、千年かけて離れていくのが分かると思います。
世界の中心で愛を叫んだって、恋愛は上手くいきません。
 
想いが大切なのは当たり前で、
そこからの知恵が重要なのですが、その知恵を忘れ去っています。
忘れてることすら忘れてます。
 
人生を築くのに、恋愛を上手くいかせることはとても大切です。
それは、目的ではなく前提なのです。
 
 
 

 

カエサルが嫉妬したのは、吟遊詩人の知恵です。

 

森林に住む賢い女性たちに対して、知恵を語る、、なんて、現代の賢者にとってほぼ不可能なことをしてるのです。

しかも、吟遊するのは若い男性です。

知恵を蓄えたドルイド僧は、人々に求められるから、わざわざ吟遊しないでゆったり各地をまわるからです。

 

なぜ、カエサルは「生け贄」と言ったのか?

 

まともな人間にとって、人間を生け贄にするなど想像すらできない蛮行だからです。

生け贄を捧げてるって言うことは、暗に相手の「人格」を否定するのですよ。

 

 

 

 

学問の目的。大学の目的。

 

西ヨーロッパ世界はもともと、ギリシア文化を継承していない、、

(イスラームからギリシア文化を輸入します)

あれだけ影響力のあったギリシア文化。

 

ギリシア文化とは、学問のことを指します。

 

イスラームからの学問。

大学が作られた。

 

仮に、ケルト人の賢さがローマ人やゲルマン人を圧倒していた、、とします。

もし、賢さがはるかに上の民族を滅ぼし、支配したい、、と欲したら?

カエサルのように誹謗中傷すると思いませんか?

だから、カエサルや他のローマ人は、ケルト人の人格を侮辱します。

また、コンスタンティヌス帝のように。(以前に説明済み)

アレクサンドロス大王は賢かったので、ケルトを避けて東に遠征した?(同じく説明済み)

 

そして、、

対抗するための組織を作る、、と思いませんか?

 

それが、大学です。

実際に見ていきましょう。

 

 

 

当時設立された大学。

(伊)ボローニャ大学(法学で有名)

(伊)サレルノ大学(医学で有名)

(仏・英)パリ大学、オックスフォード大学(神学で有名)

(英)オックスフォード大学からケンブリッジ大学もこの時期に。

→→大学/ユニベルシタス「世界史の窓」 (y-history.net)

 

なぜ、そこに大学が設立されたのでしょうか?

また、なぜ、一番重要な学問として神学、医学、法学、、が選ばれた理由は?

 

ケルト人に対抗するため、、と見ると、すんなり納得できます。

まず、場所の問題、、

イタリアはローマがあり、後々教皇庁が置かれるほど重要。

コンスタンティヌス帝が「東方が重要になったから」東に遷都した、、のは、理由が違う、、と以前に説明済み。

 

あとは、フランスとイギリスです。

どちらも、ケルト人の本拠地です。

 

これが分からない人は、、

荒巻先生もおっしゃってるように、「それが分からない軍事オンチ」P129、、なのでしょうか、、僕は分かりませんが、セブンイレブンの戦略と同じだ、、とは思います。

 

 

 

次に、どうして神学、医学、法学、、なのか?

 

森林の中で、平和に賢く生きてきた民族に対抗するには、、

神学はどうしても発展させなければなりません。

 

日本でキリスト教が国教にならなかった理由として、YouTubeの動画でもよく言われてることを考えれば分かります。

例えば、イエスを信じなければ地獄行き、、なら、大好きで笑顔が優しく、役に立つ薬草をいっぱい教えてくれたお祖母ちゃん、ちょっと厳しいけど知恵があって優しく私を導いてくれたお祖父ちゃんは、どうして地獄に行かなきゃならないの?、、と。

 

こういう知恵のある人々を説き伏せるには、「傍目からは理解できない説」(P135)を考え出さなければならない。

だから、神学は重要になります。

 

 

 

次に、医学。

ポイントは、薬学でない、、ことと、中世初期の教会の医療について、、

 

教会の医療は、最初、祈りや踊り、、でした。

だから、信頼の面で、ケルトの女性に敵うはずがありません。

 

だから、、

森に住む魔女は醜く、毒を扱っている、、という童話が後世生まれたのです。

実際には、空気は澄んでるし薬草も豊富なので、美しい女性が薬草を扱っていた、、と分かります。

 

ならば、薬学ではないのか?、、という質問には、

キリスト教の教義と、薬学の基は何か?、、を考えて欲しいです。

キリスト教会が決して薬学を認めることはできない、、ことが分かります。

だから、西洋医学は、解剖主体になるのです。

 

 

 

最後に、法学。

→→ゲルマン人の大移動「世界史の窓」 (y-history.net)

このリンク先の、特に最後の「参考 民族移動の実際の姿」の所を読んでください。

 

ちゃんとローマの法理に従って、ローマ皇帝と契約を結び、引っ越してきた、、と。

これ、すごい問題なの分かりますか?(以前に説明済み)

 

ローマ皇帝とゲルマン人の両者で、契約が結ばれてます。

ケルト人の土地を、、です。

 

他の人の土地を、勝手に赤の他人が「契約」してやり取りしていますね。

すでに当時は、ケルト人は奴隷身分になっていた、、と言うのなら、それでも構いません。

どちらでも同じですから。

 

だから、法学を発展させる必要があったのです。

だから現代でも、当事者を無視した立法は世界中で起きています。

 

そして、、

こういう学問が、以後の世界を支配していくのです。

すごいですよね、、以後の世界の混乱は当たり前じゃん?、、っていうくらい、お見事としか言いようがありません。

 

 

 

 

(補足)

 

イスラームからの錬金術→→後に近代科学の思考を重視するロジャー=ベーコン。

彼はオックスフォード大学で学ぶ。

実験と観察を重視する姿勢。

「実験」があることに着目。→→証明されていないものは信じない思考へ。

 

 

 

イブンシーナーの『医学典範』

後々までヨーロッパの大学のテキストに。

天文学や数学よりヨーロッパに大きな影響。

当たり前。

それまでの西ヨーロッパの医学を、キリスト教会は完全否定してるから。

全く医学の恩恵がない状態。

だから、中世ヨーロッパ、初期キリスト教会の医療は祈ったり踊ったり。

 

医学は権威は与えられたけれど、

薬学は、異端のまま。

ケルト人(特に女性)は、もちろん医療の知恵があった。

だから、薬学に権威を与えることはできなかった。

薬草の本当の知恵を探求することは、教会にとっては恐怖だった。

なぜなら、教会が推(お)し活する「神」ではなく、人々が身近に神の恩恵を感じてしまうようになるから。

だから、薬学に権威が与えられたのは、近代科学が発展し、薬草の知恵でなく、分析という知識の採集に目がくらむようになってから。

薬は、人間にとって非常に重要なのに、薬学のための大学が設立されたことは、少なくとも大学受験レベルの世界史では学ばない。

 

 

 

ハドリアヌスの城壁、アントニヌスの城壁。P123、127。僕の資料集P73

なぜ、こんな所に長城を?

 

異民族が侵入しないように?

いいえ、侵入してきたのは、ローマ人やゲルマン人です。

追い詰め、そこまでは俺の土地!、、という意志表示に過ぎません。

 

先述の「ケルト人は部外者として、ケルト人の土地をローマ皇帝とゲルマン人だけの契約でやり取りした」、、ことへの状況証拠になると思います。

 

法学が発展する訳です。

魔女狩りで心が眠りに就き、デカルトが「理性」を重んじ、心や精神を軽んじます。

だから、法学を筆頭に、神学や医学は、心や精神を置き去りにしてしまい、バランスを取るのが難しくなってしまいます。

だから、そのまま輸入した明治日本の医学界は、障害者を人間として見ることを学ぶのに100年以上の時をかけて、その途中です。

 

 

 

P122。

商業活動の停滞から、自給自足社会に変化していく中で、無産市民がコロヌスに。

 

おかしいですよね?

ケルト人は、無文字文化でなかったの?

ドルイド僧などは識字能力があったと言われるけれど。

商業活動するなら、文字がないと。

ケルト人は商業活動してなかった?

商業活動してないのに停滞なんかないでしょう?

僕個人としては、少しは商業活動はしていたと思います。

文字を獲得するのは、前に説明したように、とても簡単だから。

 

ケルト人も経済に巻き込んだ方が、ゲルマン人やローマ人の利益になるでしょう?

単なる丁稚程度だった、、と言うのなら、民族の人数を考えてみてくださいね。

 

商業活動の停滞から、自給自足社会に、、?

最初、ケルト民族は自給自足社会だったと思います。

順序が逆です。

 

いや、商業活動があった、、と言うのなら、商業活動には識字能力は必須、、だと思い出してください。

 

 

 

 

神学。

もともと、他者を一切認めない一神教というのは、歪なのです。

人間の性質から逸脱してます。

日本人がよく言うように、唯一の神しかいないなら、姿を変えて現れるのは当たり前ではないか、、と。

唯一の神しかいないなら、必ず多神教が生まれます。

だから、神学は重要になるのです。

多神教を決して認める訳にはいかないからです。

 

 

 

同じように、法学も。

万民法。P124あたり。

ヨーロッパ全ての人が、ローマ人に。

つまり、ケルト人のあなたを認めない、あなたのアイデンティティはローマ人だ、、と。

ケルト人の土地を認めない。

後から来たローマ人やゲルマン人が土地を確保するためには、ケルト人の土地を認めず、自分たちに所有権があり、そのための論理的正当性が必要だから。

だから、「万民法」なのです。

 

 

 

パリ、イギリス、、つまり、ケルト人がいる所に、ケルト人を全否定するための本拠地を作った。

だから、フリーメーソンの本拠地に、イギリスのケルト人の多かった土地も。

 

P129軍事オンチ。

ケルト文化を否定するために、重要なところに本拠地を作る。

確かに、軍事的戦略として大学の設置場所を見ると、その通りだと思う。

フリーメーソンの本拠地も、そういう視点で見るとおもしろい。

 

 

 

僕だったら、存在そのものを記録から抹殺する。

荒巻先生がおっしゃるように、文字記録がなければ存在しないことになるから。P10

 

けれど、その前に記録から抹消してもたいして問題にならない、、そういう存在に貶めなければならない。

そうでなければ、人は記録に残したいと願うから。

大切な人は、記憶に残したいに決まってます。

 

だから、カエサルはまずケルト人を貶めた。

単なる蛮族なら、そんなまわりくどいことはしません。

自分より優秀で賢く、知恵があり幸せな生活をしてる相手だからこそ、カエサルを始めとしたローマ人は許せなかった。

だって、ローマ人は誰よりも最高!、、って言えないから。

 

 

→→12世紀ルネサンス「世界史の窓」 (y-history.net)

 

 

今日も読んでくださって、感謝です。

ここで書いたことは、誰よりも自分自身に向けての言葉になります。

 

デカルト式視野の勉強をしてると、僕自身が混乱してしまうからです。

自分の立ち位置の確認が必要になります。