徒然にひとりごと〜とある物語第六章の6 | 徒然なるままに〜今日も地球のどこかで〜

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タロットカード、ルーン文字からのメッセージをお伝えします。
精霊からのメッセージもお伝えします。
座右の銘:『占いは、神聖なギャンブル』

徒然にひとりごと




物語11

皆んなが揃った夜、ザギは重い口を開いた。

「数年前のこと

遠い惑星から2つの流星がこの地球におちた。

ひとつは、ジャンガド王国に、ひとつは、この西の国に。

それはふたつでひとつの流星が、この地球の上空で2つに分かれた。

互いに、それぞれの落ちたところで、ひとつは、イーク、お前が誕生した。

ひとつは、おそらく西の国で誕生した姫君。

それぞれに平和の王国を創るべく、惑星から届けられたものだった。

ジャンガド王国では、暗殺者が現れた。」

「まさか、ゴォカ…」とキーイー。

「西の国に、滅亡の刺客が送り込まれた。そ奴が…とある村を攻めて、ゴォカに悪魔の呪術をかけたのだ。そして、ジャンガド王国に送り込んだ。」

「まさか…」とイーク。

「老師はそれを防ぐため、ジャンガド王国へ行って、そこに住みついた。」

「じゃ、西の国は?」とワミ。

「おそらく…あの男…

そして、姫君を守るため、一人の旅人が西の国に入り込んだ…のだが…」

「その旅人は、その姫君を守れたの?」

「おそらく…地下に潜ったのだろうと思っている。まだ、西の国から出ていないはずだから…」

「それで、我々のやるべきことは?」とキーイー。

「姫君を助けて、この西の国を統一すること。」

「…」

皆んな、息を飲んで黙った。

「キーイーとワミよ、老師から預かってるモノがあるはず」

二人は、はっとして、頷いた。

「老師は…ゴォカを助けるために、まだとどまっているのだ。」

「助ける?」

「いつか、わかる。ところで、ディル…」

と、ザギがディルを呼んだ。

「お前は、全てをわかっているね。」

皆んなが、ディルをみつめたが、ディルは、静かにひとつうなずいただけだった。

ディルは、思っていた。

『僕が…失敗したんだ』


物語12

東の国に戻って、1ヶ月が過ぎた頃、ゴォヤの妻に新しい命が宿ったことを知った。
ゴォヤは、それをとても喜び、村の人々大いに喜び、ゴォヤは、益々村のため、村人のために畑仕事はもちろんのこと、村の家々をみんなで協力して建てたりしていった。
住むところ、食料、そして井戸も掘った。
裕福ではないが、皆んなが協力しあって、病人がいればみんなで助け、年老いた者の生活を助け、温かみのある村になっていった。
夏の終わり頃、ゴォヤの妻は、子を出産した。
元気な男の子だった。
ゴォヤが駆けつけると、妻がゴォヤに言った。
「不思議なことに、この子、左手にキラキラ光る小さな石を握ってるわ‼︎」
ゴォヤは、それを聞いて…ただただ涙が溢れてきた。
『ゴォカ…』と小さくつぶやいた。

…………

続きます…と言いますか
しばらく、お時間をいただきまして
第七章に
続けたいと思います。
もし、お読みいただける方がおられて…
お待ちいただけるのであれば。


では、また🖐

📝🍵