5月初旬。

 

本来なら、自然が一番美しくて、気候も心地よくて、アウトドアにも最適な時期ですよね。

 

それなのに、今年はコロナのせいで…と思うとなんだか切なくなりますが。

 


お散歩でふと見上げる空の美しさや、肌に感じる風の穏やかさや、季節どおりに豊かに咲き誇る花々の美しさを目にすると、


ああ、今年も自然は何も変わっていない。

人間がどんなに足掻いて苦しんでいても、地球は変わらず元気なんだな。と思い知らされます。

 

そうなんです。

この世の中においてほんのちっぽけな存在でしかない人類が、どんなにわめこうと苦しもうと、

自然は、地球は、宇宙は、残酷なまでに冷静で、

いつもと変わらず、あるべき姿で淡々と時を進めているのです。

 

今朝、ベランダに出てみたら、

普段たいしてお世話をしていなかったラベンダーやニオイバンマツリの木にも、ちゃーんと花芽がついて、次世代を育む準備をしていました。





オリーヴの木にも、今年は花芽がたくさん!



 

あー、植物の生命力ってすごいなー。

当たり前だけど、コロナなんかなんの関係もないんだよな…なんて実感したりして。

 

自然に対する畏怖の念を、人間はどうしても忘れてしまいがちだけれど、

なにがあっても変わらないこうした自然の姿が、

どれだけ今の私たちを救ってくれていることか。

 


気のせいか、最近の空はいつもより美しい気がします。

今が満開のハナミズキも、いつもより生き生きと咲き誇っているし、忘れかけていたツツジのほのかな香りさえ、通りすがりにふと感じることがあったりして。

 



大切な人に会えなかったり、思う所に行けなかったりするのは寂しいけれど、

身近にある自然を存分に愛でられるのも、今だけの贅沢なのかも知れませんね。