「15 avril 2000 Chaumet Paris」

 

指輪の裏に、隠しダイヤと一緒に刻まれたメッセージです。
 

私がゴールド、彼がプラチナの結婚指輪。

普通、女性のほうが高価な指輪にするんじゃないの?とよく言われましたが、

私は絶対ゴールドよくて、彼は絶対がプラチナがよかった(丈夫だから)ので、

単純にこうなりました。
プラチナの指輪がやたら細いのは、あっという間にサイズが合わなくなって大幅に引き延ばしてサイズ変更したからですw

 

シンプルデザインのな内ダイヤを選んだのは、丈夫じゃないと仕事中ずっと付けていられないから、という彼の希望。
 

本当に常につけていた(外せなかった疑惑ありw)らしく、火葬場で最後に私の手元に残ったのもこの指輪でした。

 

今日は、20回目の結婚記念日。
20年前の今日、パリのアメリカンチャーチで結婚式を挙げました。
日本にいる両親に婚姻届を出してもらったので、

実際の入籍日はお互いに知りません。

なので、式を挙げた今日が結婚記念日。

 

せっかくの20周年なので、この日のためにとっておいた、

戴きもののパトリスマルクの特別キュヴェで乾杯。
 

記念日にはお花と泡を欠かさない人だったので、

お花もいつもよりちょっと豪華にね。

 

 

 

 

 

とかいいつつ、まあここ数年はちゃんとお祝いすることもなくて、去年なんてお互い連絡一つなかったりしたんですけどね笑

 

我が家はとても仲良し夫婦なイメージだったと思うのですが、そりゃあ長く一緒にいれば、世間一般のご夫婦と同じくそれなりにいろいろありまして。
離婚話だってリアルにあって、正直、お互いに生きていてもこの日を一緒に迎えられたかどうかは定かではありません(笑)

 

それでも、生きてさえいれば、お互いに子供たちの親として、

一生なんだかんだ助け合って生きていけただろうなと思います。
 

できることなら、喜美子とはちさんみたいな(朝ドラ観てない人ごめんなさいw)

関係が理想だったのになあ。
お互いに年を取った時に、時々会って、笑って、お茶飲みながら、

子供が小さい頃の思い出話をしたかった。

 

これから時が経って、

たとえどんなに素敵な人が現れたとしても、

たとえどんなに好きな人ができたとしても、

 

子供たちの思い出話ができる相手は、絶対に絶対に彼以外にいないので。

それだけはほんとに寂しいかな。 

普段は元気一杯なのに、

そのことを考えると、やっぱりどうしても泣きたくなる。

 

もうすぐ一周忌。
早いな。本当に。

 

私もそろそろ、ちゃんと気持ちに整理をつけます。