問い

「環境問題の例をあげ、その解決法についてあなたの意見を述べよ」

 

環境の変化を食い止める事はできない。

それが私の考えだ。

そもそも地球ができてから長い歴史の中で

環境は大きく変化し、その時々に適した生物が生き残り、

そうでない生物が消えていった。

 

その中で現在の環境は私たち人間に適した環境というだけであって

この先二酸化炭素が増え、温暖化が進んだとしても

それはこの地球を次の生物に譲る時が来たというだけ。

 

現在の環境を守ろうするのは人間のエゴです。

今、人間が環境汚染対策をしたからと言って

たかだか数十年、この状態を引き伸ばせるだけであって

どうせいつか終わります。

 

それならば、どうせ終わる残り少ないこの地球で

思う存分科学の力を借りて私たち人間が快適に生きる事を選択すればいい。

未来のために苦しい思いをするくらいなら、

今エアコンを使えばいいし、自動車に乗ればいい。

そして資源を使い果たしたその時が来たら潔く絶滅すればいい。

 

 

高校生の時に、こんな内容の小論文を書いてみた。

 

案の定、先生に怒られた。

 

分かってる分かってる、

 

これが先生たちの求めている解答じゃない事は百も承知。

 

だけど先生はどんな反応をするかな?って試してみたかっただけ。

 

 

もちろん受験本番では、レジ袋の有料化とか節電とか、そんな無難な事を書いておいた。

 

小論文は超得意だった。

おまけに面接も得意だから、大学の推薦入試は全部受かった。

 

全く勉強していないのに、そこそこいいところの合格通知をいくつももらえた。

 

それがどんなに馬鹿げていると思っても、今の「目的」は受験に合格する事だから

求められる無難な高校生のフリをしておいたらいい。

 

 

ちなみに上に書いた内容とほぼ同じ事を京都大学の教授が話していて

その記事が今年の4月にツイッター上で話題になって、さすが京大!とか言われていた。

(気になる方は「京大発オンラインメディア360°」でググってみて)

 

 

あの時全ダメ出しをした国語の先生に、9.1万リツイートされたその記事を当時書いた小論文に添えて送りつけてやりたい。

まぁもう捨てたけど。

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり私が正しかったんじゃん。

 

 

 

 

 

 

大人になってからそう思う事が増えた。

 

 

 

 

 

 

小学生の頃から全部分かっていた。

 

学校の勉強なんて将来の役に立たない事。

 

大人は見栄や世間体で動いている事。

 

大人自身が弱い部分を認められずに、弱者を傷つけて自己防衛している事。

 

 

 

 

 

でもみんな分かっているものだと思っていた。

 

みんな良い子のフリが上手だなぁと本気で思っていた。

 

同級生達は学校の授業っていう子供騙しの遊びに付き合ってあげている優しい人達だと本気で尊敬していた。

 

私だけそれがうまくできないんだと思っていた。ダメな奴だと思っていた。

 

 

さらに言うなら大人も子供もみんな死にたいと思いながら

なんとか楽しい事を見つけて日々を消化していくゲームをしていると思っていた。

 

私は辛くて苦しくて仕方なくて、毎日いつ死のうか、どうやって死のうかばかり考えていたから、

 

そんな辛い毎日を、それでもポジティブに生きようとしているみんなは本当にすごいなぁと心から思っていた。

 

 

 

でもなんか違うらしいと言うことに少しずつ気付くようになってきた。

 

 

 

 

よくよく聞いたらそもそも何のために勉強するのかみんな考えた事なんてないらしい。

 

 

 

 

 

ビックリした。

 

 

 

 

勉強はするものだからする。

親がいい高校に行けと言うから頑張る。

親がダメだと言うから遊べない。

 

 

 

 

 

・・・・マジ?

 

 

 

 

ダメだと言われたら何でダメなのか気にならないの?

 

どう言う意図でそれを言っているか気にならないの?

 

そしてその意見が正しいのかどうか疑わないの?

 

ダメだと言われたら自分の意思はないの?

 

手足を動かすのはあなたなのに、決定権は親なの?

 

みんな目を覚まして!!

 

 

 

その話をすごく仲のいい友達2人にしてみた事がある。

 

とても素直な子達だったので家に帰ってすぐ親に言ってみたらしい。

 

 

 

そしたらそのうち1人の子は、親から「きこちゃんとは今後付き合うな」と言われたって。

 

後日、その子の母親がわざわざ私の親に「うちの子と遊ばせないでください」って言いに来た。

 

 

 

だから馬鹿なの?

 

うちの親が私の友達選んでるんじゃねーんだよ。

 

 

 

そして自分の子供すら、自分の言葉で説得させる事ができないの?

 

 

わざわざ出向いてまで、馬鹿の自己紹介か。

 

 

 

 

中学一年生の時。 

 

その子とは疎遠になっていった。

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

暴露します。

 

 

 

ものすっごい人を馬鹿にしまくって生きてきました。

 

 

みんなが引くくらい人を見下してきました。

 

 

自分で自覚ないくらい当たり前に人を馬鹿にしてました。

 


 引いてくれていいよ。





 




 

 

 

 

 

勉強はほとんどしなかった。

 

馬鹿みたいに実用性のない内容なので、そこそこ楽に人生送れる程度にだけしておいた。

 

 

 

でも役に立つと思う事はどれだけでもやれたので高校の簿記は大好きだった。

 

 

 

私が高校一年生で受けた簿記の試験の合格率は歴史的に見ても異常なくらい合格率が低かった。

 

社会人や専門学生も受けるその試験は通常30パーセントくらいの合格率なのにその時は異例の5.7パーセント。

 

 

クラスのほとんどが落ちた中、確か3人くらい受かっていたと思う。

(結構優秀なクラスだったんだな)

 

 

 

1人ずつ前に出て合否通知を先生から受け取る時、

 

スパルタの女教師が一人一人に

「今回は仕方なかった、よくやったよ」という言葉をかけていった。

 

泣いている子もたくさんいた。

 

 

そんな中、奇跡の合格組だった私に合格通知を渡す教師の言葉が

 

「お前は運が良かっただけだ。調子に乗るなよ」だった。

 

 

 

悔しかった。ムカついた。

 

私めちゃくちゃ勉強したんですけど。

 

 

 

でもすぐに分かった。

 

他の落ちた子たちは休み時間や放課後に先生によく質問しに行っていたし、よく懐いていたから可愛かったんだろう。

 

 

私はこの先生が好きじゃなかったから頼らず勉強した。

 

受験生並みに結構しっかり勉強した。

 

 

でもこの人からしたら自分が手塩にかけて育てた可愛い教え子がほとんど落ちて、全く頼って来なかった可愛げのない私が受かってしまって悔しかったんだと思う。

 

 

それは、分かる。

 

分かるけど、なんでこの女のクソくだらないプライドの為に

私が否定されなきゃいけないの。

 

 

こんなこともあった。


夏休みに好きな本を読み込んで時間をかけて推敲して、自信満々で提出した読書感想文が入選した時、国語の先生に「これは本当に自分で書いたのか?」と盗作を疑われた。

 

 

また傷付いた。

 

 

そんな高校の中でも担任の先生は大好きだった。

仕事ができて頭の回転が早くて賢くて、おまけにそれを全く鼻にかけず、ユーモアまであって物腰柔らかだった。

イケメンだったら結婚したかった。

 

その先生に一度、その女教師の愚痴を言った事がある。

 

助けてほしかったという事もあるけど、それ以上にこの聡明な先生だったらなんて言うのかな?と興味もあった。

 

 

「分かるよ、お前の言っている事は間違ってない。ただな、お前が大人になってやれ。」

 

 

ああ、そうか。やっぱりそうなんだな。

 

この世は馬鹿によって支配されている。

馬鹿は話が通じないし、自分の非を認めようとしない。

 

結局賢い人が我慢してレベルを合わせてあげるしかないのだ。

 

そうか、この先生が言うんだから間違いない。

この世界で生きていくという事は、そういう事なんだ。

 

 

 

そうやって生きていこうと思った。

 

 

 

でも、あまりに理不尽だった。

どうしてこんなに我慢しなきゃいけないんだろう。

 

 

 

小学生の頃、クラスの子とは話が合わなかった。

唯一小学生ながらに政治経済に詳しい大人びた子と仲良くなったけど(明るくて優しくて人気者だった)

それ以外の子とはことごとく話が合わなかった。

でもいじめられないように、できるだけ誰とも話さないように過ごした。

修学旅行の写真は全部笑ってなかった。目が死んでいた。

 

 

中学生の頃、まだ一家に一台パソコンがない時代にミーハーな父が買ってきたWindows98でネットショップを作ってビジネスをした。

今考えてもそっちの方が将来の役に立つのに、学校の授業とやりたくもない全員強制参加の部活動と塾で放課後と週末は全部潰され、

睡眠時間を削って夜な夜な親に隠れてサイトを作った。

 

そのおかげで視力はガタ落ちしたし、塾ではずっと寝ていた。

無駄としか言いようがなかった。義務教育という名の人権侵害じゃないのか?と思っていた。

 

やりたい事は山ほどあったのに、未成年だからという理由だけでほとんど邪魔された。

クレジットカードも作れないし、口座送金もできなかった。

郵便局で小切手を買って何とかやっていたけど、学校が終わる頃には郵便局は閉まっているから、嘘をついてサボらなければいけなかった。

先生にヤル気がないなら帰れと言われて、お言葉に甘えて帰ろうとしたらブチ切れられた事もある。


何よりも、楽しくも将来性もないことに時間を奪われてやりたい事ができないことがストレスでしょうがなかった。

 

 

大人は年を取ってるから大人というだけなのに、なぜ子どもよりも偉いの?

 

放課後と週末と長期休暇全ての自由を奪ってまでやりたくない部活をやらせる事でどんなメリットがあるの?

 

靴下の色とかスカートの長さとか使う文房具まで厳しく規制する事の合理性は?

 

「あなたの考えを書きなさい」なのに、不正解があるのはなぜ?

 

 

 

全部大人の都合とエゴだけ。

 

ルールだからとか伝統だからとか、頭の悪い解答しかできない大人が教育者ですか?

 

親も先生もうまく答えられないどころか、答えに詰まると代わりに怒鳴ったり手をあげる。

 

毎日毎日イライラして死にそうだった。どいつもこいつも馬鹿ばっかり。

 

だけど少しでも反論したら「何も知らない子供が偉そうなこと言うな」「経験してないからそんな事が言えるんだ」「大人と子供は違う」と言われた。

 

 

 

 

ある日、母に言われた。

 

「他人が全部歪んで見えるってことは、あんた一人が歪んでるからそう見えるのよ。」

 

 

 

 

ショックだった。でも、確かにそうかもしれない。

 

大人に比べて経験値は明らかに私の方が少ない。生きてきた年数が違う。

 

子供の低い視点で私がイライラしているだけかもしれない。

 

大人には大人なりの私の想像もつかない考えがあるのかもしれない。

 

 

私も色々経験して、もっと賢くなったら大人の気持ちが分かるようになるのかも。

 

「あの時の私は何も知らなかった」なんて思う日が来るかも。

 

 

何も知らないくせに口ばっかりで偉そうなんて恥ずかしい。

 

痛い奴にならないように、自分の考えを見直そう。

 

 

 

正しいのは大人。正しいのはみんな。

 

私より勉強してきた大多数の人が正しいって言う事はきっと正しいんだ。

 

自分が間違ってたって思えたら、こんなこと考えずに済む。

きっと楽になれる。

 

 

 

黙って大人になるのを待った。ひたすらじっと耐えた。

 

この世の中は理不尽なんかじゃなかったって希望が持てる日を待った。

 

 

 

そうだ、大人達は私より長く生きてる。

 

その分たくさんいろんな経験をして、努力をしてきたに違いない。

 

きっと子供の私が理解できうる範囲を超えて賢いに違いない。

 


 

 

戦うのをやめた。そしたら楽だった。



私が頭がおかしくて、私が間違っているということにしておけば全て解決だった。

 

自分を責め続けた。私が社会不適合者で、みんなが素晴らしい。

私以外の全ての人は正しい、と本気で思い込んだ。


 

私が歪んでるんです。私が狂ってるから狂った世の中に見えてるだけなんです。

 

 

 


私の目的は社会で成功する事じゃない。この社会を無難に楽に生き抜く事。

 

高校も大学も偏差値50のところへ行った。

 

なるべく大人から目をつけられないように、

優秀でもなく、落ちこぼれでもなく、

ちょうど目立たない無難なところに落ち着けるようにした。

 

みんなが正しくて、私が間違ってる。

とにかく「普通」を目指した。

 

 

 

 







 

 

 

 

 

 

そして大人になった。

 

 

 

 

 

ようやく、「大人として」この世界を見れるようになった。

 






 

 

 

 

 

 

皮肉なことに、私は間違っていなかった。

 

 




 

 

時代の先を行く成功者達が、あの頃の私と全く同じ事を言っている。

 

私が訴え続けた事が、子供のくせにと耳も傾けてもらえなかった事が、

新時代の生き方として絶賛されている。

 

 

 

 


私が正しかったの?

 

 


 

じゃあ私が律儀に待ち続けた時間は何だったの?

 

私が自分を責めて責めて責めまくって言い聞かせていたのは何だったの?

 

大人は私より長く生きて賢いんじゃなかったの?

 

 






 

絶望だった。

 

 

 

 

 






 

 

よくも子供っていうだけで私を馬鹿にしてくれたな!!!!

 

 

やっぱり馬鹿はお前達だったんだ!!!!

 

 

私の死んだ時間を返せ!!!!

 

 

 

 

 

きっとそんなマグマのような溢れる怒りを、

ずっとずっと溢れないように腹の底に押し込んでいた。

 

 

 

 

 

 

見渡したら、私より努力していない大人達ばかりだった。

 

自分のことすら何も分かっていない、あの頃私が見ていた低レベルな大人と何も変わらなかった。

 

 

 

 

今更になって「何でも親に決められてきたから自分に自信が持てない」とか「いい大学行ったのに人生幸せじゃない」とか言っている。

 

 

だから、言ったよね?

 

自分のことは自分で決めろって。

 

物事の本質は自分で見極めるべきだって。

 

 

 

 


 

やっぱり馬鹿ばっかじゃん!!!!!

 

 





しかも私よりもずっと年上の人がそんな事を言っている。

 

 

この人たち、私よりも何十年も長く時間が与えられてきたのに今まで何してきたの!?

 

何にも考えずお気楽に生きてきたくせに、泣き言や愚痴ばっかり言ってるの?

 

 

バッカじゃないの!?

 

 












 

 

 





・・・じゃあ私、何に希望を持って生きていけばいいの?

 

誰に頼って生きていけばいいの?

 

私の事、誰も助けてくれない。

 

っていうか助けられるわけないじゃん・・・

 

 

 




 

孤独。

 

 

 

 

 

結局私の事を理解してくれる人なんて、待っても待っても現れないんだ。

 

私が成長すれば出会えると思って頑張ってきたのに、

 

頑張れば頑張るほど周りとのギャップが大きくなるばかりだった。

 

 

 

 

何してきたの? 私。

 

てゆーか、何してきたの? みんな。

 

 

 

みんながそんな低いレベルでとどまってくれているせいで、私の苦労は水の泡だよ。

 

 

 

 

 

「みんなあなたのようにできる人ばかりじゃないのよ、大目に見てあげて」

 

私の事を理解してくれる人から、そんな優しい言葉を何度かもらった。

 



 


できる人って認めてもらえて嬉しい、





だけど、

 

 


 


そうか、まだ待たなきゃいけないらしい。


一体いつまで自分を押し殺して待てばいいんだろう。

 

 

 

 

 

 

どうやって生きていけばいいか分からない。

 

永遠に私はひとりぼっち。

 

 

 

 

・・・何かこれを活かせないかな。

 

私の居場所はないかな。

 

 

 

 

 

そうだ、カウンセラーにでもなってみるか。

 

昔からよく人に頼られる。みんなが分からない事も私は分かるし。

 

それで喜んでくれる人がいるなら。

 

 

 

 

これくらいしか、この世界で生きていく方法はないよね。

 

 

 

もう誰とも分かり合えないなら、私が目線を下げて分かってあげるしかないか。

 

そういえば、先生も言ってたな。「お前が大人になれ」って。

 

 

ここは保育園だと思おう。保育園の先生にでもなったつもりで。

 

優しくしてあげよう。大目に見てあげよう。

 

そうでもしなければ私の怒りを抑えられない。みんなに嫌われちゃう。

 

できないのが当たり前。分からないのが当たり前。

 

 

 

 

そしたらみんな意外に素直に話を聞いてくれた。

感謝の言葉ももらえた。

居場所が見つかった気がした。

 

 

 

 

いつもいつも瞬時に分析して、相手に合わせて言葉を選んで話した。

 

仕事の時もプライベートの時も、うっかりキツイ言葉を言って相手を傷つけないように慎重に言い回しにも気をつけた。

 

考えなくても無意識でそうできるようになっていた。

 

 


本当は腹の中に真っ黒でどろどろのマグマがあるのに

いつしかそれはないものかのように忘れ去られていた。


 

時折、理由の分からない激しいイライラが吹き出す事があったり

常につきまとうかすかな違和感は気のせいだと思うようになっていた。

 

 

 

私はキラキラカウンセラーになった。

自分で言うのも何だが、これだけ全ての理不尽を飲み込んできたのだ。

許容と包容力はピカイチだと思う。

 

 

でも、気付いてしまった。

きっかけはヒプノセラピーで自己対話と自己開示をしようと心に決めた事。

 

お得意の自己対話と掘り下げ力で、ついに自らマグマを掘り当ててしまった。

28年間、溜まりに溜まった怒りがとまらない。

感情が爆発して封印していた過去の怒りと悲しみがとめどなく溢れてきた。

 

 

 









 

私、真っ黒だった。

 

 



 

 

 

続く





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