星の王子さま♪ | きっくんべるのブログ

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1つでも何かの参考になったり、興味を持ってもらえるとうれしいです。

丁度1ヵ月も前になりますが、ジブンの冬期休暇初日の2022/12/29にずっと行きたかった箱根にある「星の王子さまミュージアム」行ってきました。

 

 

3年ほど前までは星の王子さまを一度も読んだことがなく、どうせチャラい小さい王子様がいいかっこしいな事をするような話でしょ?的なめっちゃ偏見のあるイメージを持っていました。(笑)

が、3年前のある日、オリラジの中田さんがYouTubeで星の王子さまの解説をされていて、

 

【星の王子様①サン=テグジュペリ】本当に大切なものは目には見えない

 

【星の王子様②サン=テグジュペリ】あれが僕の薔薇だから

 

中田さんの解説が上手なこともありますが、何だか面白そうだなぁと思ったのが読むきっかけでした。

それが今では一番好きな本になっています。

 

読んでみたら、王子さまはチャラいとか全くそんなことはなく、中田さんがYouTubeで寓話(比喩によって人間の生活に馴染みの深いできごとを見せ、それによって諭すことを意図した物語:ウィキペディアより)と思うと話されていましたが、ジブンも寓話のように思います。

 

小さい子が読んでも面白い話になっていると思います。恐らく、もしジブンが小さい頃に読んでいた場合には、子供の頃に読んだなぁで終わってしまって、大人になった今ではもう読むことはなかったのではないかなぁという気がしています。色んな経験をしてきて大人になっている今(ホントに大人になっているのか??(笑))、YouTubeがきっかけで、初めて読んでみてめちゃくちゃ奥が深いし心に刺さる話に感じています。

「本当に大切なものは目には見えない」という言葉がすごく分かるし好きな言葉。

 

読んだ後、星の王子さまの著者のサン=テグジュペリさんという人はいったいどんな人なんだろう?という興味が沸いて、箱根にある「星の王子さまミュージアム」があるのは以前から知ってはいましたが、サン=テグジュペリさんの生涯を紹介されているということを知り、ずっと行きたかった場所でした。

 

サン=テグジュペリさんがパイロットだったのはビックリでした。

 

挫折など色々あり、本人がサハラ砂漠に不時着して3日後に徒歩でカイロに生還した時の経験が「星の王子さま」に反映されていること。

 

サン=テグジュペリさんはフランスの方ですが第二次世界大戦中にアメリカに亡命して、星の王子さまをNYで1943年に執筆するも自由フランス空軍へ志願。1944年に8回目の偵察飛行から帰還することがなかったので「星の王子さま」がベストセラーになっていることや、ましてや世界中で人気が出ることなどは知る由もなかったこと。

 

サン=テグジュペリさんは「星の王子さま」以前に「夜間飛行」等のパイロットの経験に基づいた作品も発表されていて世界中で読まれ、後に敵となるドイツでも読まれていたこと。

ドイツ空軍にも信奉者はいて、サン=テグジュペリさんが所属する部隊とは戦いたくないと語った兵士もいたらしいこと。

サン=テグジュペリさんの偵察機を撃墜したとされるドイツのパイロットはサン=テグジュペリさんの作品を読んで憧れてパイロットになったらしいこと。

また、そのドイツのパイロットは撃墜した偵察機がサン=テグジュペリさんであったと知ってからは2度と飛行機を操縦することはなかったらしいこと。

 

 注)ウィキペディアによると、サン=テグジュペリさんの偵察機を撃墜したとされるドイツのパイロットの証言は、他の目撃証言や記録とも符合し有力視されているそうなのですが、、、1998年9月7日に地中海のマルセイユ沖でサン=テグジュペリさんのブレスレッドが見つかり、2000年5月24日にサン=テグジュペリさんの搭乗機が確認され、2003年に機体を引き上げて調べたところ、高速で海面に衝突したことを窺わせるものの弾痕を確認できず、未だ謎が残されているそうです。サン=テグジュペリさん自身が起こした事故又は自殺の可能性も指摘されているそうです。

 

「星の王子さま」の内容だけでなく、サン=テグジュペリさん自身についても非常に興味深い話が多くあり、「星の王子さまミュージアム」に行くとそれら細かい情報がいっぱい見られました。

 

そんなミュージアムもコロナ禍による来園者の減少や建物の老朽化により、2023年3月31日で閉園になってしまいます。あと残り2か月しかありませんので、ちょっと気になるなぁという方でまだ行ったことのないという方は、今からでも「星の王子さま」を読んで「星の王子さまミュージアム」へレッツゴー!!(笑)

 

 

 ↑ おしゃれな街並み風景(実は左のお店のような建物はトイレです)

 

 ↑ 王子さまのベースとなった?サン=テグジュペリさんが書いた少年

 

 ↑ 撮影スポットの1つ

 

 ↑ パンフがスタンプラリーになっていて、ついついスタンプを押しがち

 

 ↑ 翌日にサン=テグジュペリさん著書の「夜間飛行」と「人生の土地」を買っちゃったの図

  (ちなみに「星の王子さま」は電子書籍で持っていたけど、紙でも買っちゃったよね)

 

 

PS.

「星の王子さまミュージアム」から道路を渡ってすぐそばにある仙石宇京さんでランチに食べた鴨そばが美味しかったです。