出雲問答-40 「祓社(はらひのやしろ)の祭神と御神徳」 | 亀甲紋のブログ

亀甲紋のブログ

出雲国総社(六所神社)神官が、知られざる出雲の歴史・伝承や所蔵品等を公開しています。

【出雲大社境外末社】

祓社(はらひのやしろ)は如何 ビックリマーク



祓戸神(はらいのとかみ)と申して
瀬織津比売神(せおりつひめのかみ)
速秋津比売神(はやあきつひめのかみ)
気吹戸主神(きふきとぬしのかみ)
速佐須良比売神(はやさすらひめのかみ)
の四柱を祭る



罪穢(つみけがれ)を祓い清める事を掌っておられます。



心身が罪穢に陷ると、禍災が起こります



不浄を清浄にし、災害を幸福となす神法。



遁(のが)れ難く、犯しやすいのが罪穢である。



日々夜々に、己の心を顧み、己の行ないを戒めて、
祓い給い清め給え」と奏上し、霊徳を仰ぎなさい。



そうすれば、四神のみならず 天神・国神もその清い心に感心なさって、
御褒美として幸福を頂くことができます。



千家家に伝わる古絵図を見ると、
社は、中鳥居の東の田中に描かれているので、
後に、今の地へ移されたということです。



次回からは、「御宝物」についてです。ドア