●12日のNY外為市場概況
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120円66銭まで下落後、121円42銭
まで反発し、121円30銭で引けた。2月の米小売売上高が予想外のマイナスとな
ったことから、早期利上げを期待したリスク選好的なドル買いはやや後退した。
ユーロ・ドルは、1.0684ドルまで上昇後、1.0589ドルまで下落し、1.0615ドル
で引けた。ユーロ・ポンド絡みのユーロ買いが観測された。バイトマン独連銀
総裁が追加量的緩和(QE)に否定的な見方を示したことも意識されたようだ。
ただし、1.06ドル台後半では、ユーロ圏の金利先安感に伴うユーロ売りが散見
されており、ユーロはやや上げ渋った。
ユーロ・円は、128円27銭まで下げた後に129円03銭まで戻した。
ポンド・ドルは、1.5027ドルまで上昇後、1.4850ドルへ反落した。カーニー英
中央銀行総裁は「利上げを急いでいない」と発言したことでポンド売りが加速。
ドル・スイスは、0.9982フランまで下落後、1.0077フランまで上昇した。
豪ドル・円は、92円96銭から93円59銭まで上昇し、93円46銭近辺で取引終了。
NZドル・円は、89円39銭から89円91銭で推移し、89円63銭近辺で取引終了。
カナダドル・円は、95円42銭から95円74銭で推移し、95円55銭近辺で取引終了。
●予想レンジ
ドル・円:120円80銭-121円80銭、ユーロ・円:128円40銭-129円40銭
●本日のスケジュール
<国内>
・08:30 閣議後、閣僚会見予定
・13:30 1月鉱工業生産確報
・15:00 キム世銀総裁会見(外国特派員協会)
<海外>
・16:00 独・2月卸売物価指数(1月:前年比-2.6%)
・19:30 ロシア中央銀行が政策金利発表(現行15.00%、1.00%利下げの可能性)
・21:30 加・2月失業率(予想:6.7%、1月:6.6%)
・21:30 米・2月生産者物価指数(前年比予想:0.0%、1月:0.0%)
・21:30 米・2月生産者物価コア指数(前年比予想:+1.6%、1月:+1.6%)
・22:00 加・2月中古住宅販売件数(1月:前月比-3.1%)
・23:00 米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:95.5、2月:95.4)
いまならキャッシュバックもある スプレッド低い
