「米中貿易協議再開への期待でドル下げ渋り」
●16日のNY外為市場概況
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円56銭から111円12銭まで上昇
し110円90銭で引けた。予想を下回った米国の7月住宅着工件数、8月フィラデ
ルフィア連銀製造業景況指数に失望したドル売りが優勢となった。その後、米
中貿易協議再開への期待感やトランプ大統領やクドロー国家経済会議(NEC)
委員長がドル高を容認する発言を受けてドル高・円売りが再燃。
ユーロ・ドルは、1.1409ドルへ上昇後、1.1348ドルまで反落し、1.1375ドルで
引けた。
ユーロ・円は、125円71銭へ下落後、126円49銭まで上昇した。リスク選好の円
売りが加速。
ポンド・ドルは、1.2754ドルへ上昇後、1.2694ドルへ反落。
ドル・スイスは、0.9925フランから0.9975フランへ上昇した。安全資産として
のフラン買いが後退した。
豪ドル・円は、80円34銭から80円83銭まで反発し、80円53銭で取引終了。
NZドル・円は、72円90銭から73円30銭まで上昇し、73円03銭で取引終了。
カナダドル・円は、84円04銭から84円52銭まで上昇し、84円27銭で取引終了。
●予想レンジ
ドル・円:110円50銭-111円50銭、ユーロ・円:125円70銭-126円70銭
●本日のスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・17:00 ユーロ圏・6月経常収支(5月:+224億ユーロ)
・18:00 ユーロ圏・7月消費者物価指数改定値
(前年比予想:+2.1%、速報値:+2.1%)
・21:30 カナダ・7月消費者物価指数(前年比予想:+2.5%、6月:+2.5%)
・23:00 米・8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
(予想:98.0、7月:97.9)
・23:00 米・7月景気先行指数(前月比予想:+0.4%、6月:+0.5%)