青森ヒバは、
200年以上も他の木樹の陰にあって、稚樹に見違うほどにしか成長しなかったものが、影の原因だった木樹が枯れて、陽が差し込み始めると、
それまでの苦難の歳月を取り返すように一気に大木に
成長した例があったり、
樹齢200年の木は伐採されてから更に
200年以上生き続けると
言われていたり、
不思議な生命力
があると言われています。
青森ヒバ材には、
その精油中に、高い防腐効果をもつ、
ヒノキチオールを含むため、
耐朽性に加え、釘打ちがよく、
その特性を生かして、
古くから第一級の建築材として、
全国各地の神社・仏閣などに
用いられてきました。
古くは奥州平泉の中尊寺金色堂(1109年)
津軽富士の異名をもつ
東北の名山・岩木山の
岩木山神社楼門(1628年)
日本を代表する城郭の一つである、
青森の弘前城(1603年)
ひば材の不朽性を
活用した最も顕著な例が、
鉄道の枕木!!
その昔、第一級の枕木といえば、
無条件に青森ひばを意味したと言われます。
ちなみに、日本で最初の地下鉄で、
渋谷と浅草を結ぶ銀座線の
枕木も、青森ひば✨だったそうです。
青森ヒバに含まれる、
ヒノキチオールの、忌避効果は強く、
青森ヒバ材で家を建てると、
三年間は家に蚊が寄り付かないと言われています。
ヒノキチオールは、
細菌や真菌に対する抗菌効果、
ストレスの軽減や収れん、
防蟻、防蚊など多くの働きが見出され、
実用化されています。
青森ヒバ精油、またヒノキチオールについては、
また、改めてブログにまとめたいと思います。
では、皆様、今日はこの辺りで。
素敵な週末、土日をお過ごしくださいね。