ずっと悩んでいたストラトのリアピックアップ交換。
思いきって載せ替えてみました。
交換するギターは2012年製のFender American Standerd Stratocasterです。
このギターはユニバーサルミュージック本社で行われたイベントで、吉川友さんに弾いて貰った事のあるギターですよ
メチャメチャ悩んだ末、選んだピックアップがこれです。
Seymour Duncan SL59-1b
シングルコイルサイズのハムバッカーピックアップです。
僕がバンドでやるのはヘビーメタルなので、使いやすいサウンドのリアピックアップに換える事にしました。
綺麗に2列に並んだポースピースが可愛いよね!
テスターで直列抵抗を測ってみたら12.2kΩありました。
抵抗値が大きさに比例してピックアップの出力は大きくなります。
標準的なシングルコイルPUの抵抗値は6kΩくらいですから、2倍くらいの出力が得られるピックアップの様です。
トーンチャートは、低音域6 中音域5 高音域7となっていました。
コイルタップ用のスイッチを付ければ、シングルコイルPUとしても使う事が出来るのですが、自分はその必要は無いので、あらかじめ白色と赤色を繋いでしまいます。
緑色と銀色シールド線は、ボリュームポットの裏にはんだ付けしてアースに落とすので、こちらもあらかじめ繋いでおきました。
黒色はピックアップを切り替えるセレクター端子に接続します。
ギター本体には何の加工もしなくて取りつきました。
元のピックアップ色に合わせてアイボリーを購入していたので、交換後の違和感も全くありません。
ボリュームポットはオリジナルの250kΩのままです。
肝心の音ですけど、ハムバッカーらしいズンズン!と響く音が出せますよ。
HR~ヘビーメタルまで十分対応できますね。
もちろんノイズは全くありません。
予想外だったのは思った以上に高音のチャリ~ン♬としたサウンドも残っていて、クリーントーンはストラトっぽさがしっかりあります。
通常のフルサイズのハムバッカーと比較すると高音の成分が多いトーンなので、アンプのEQセッティングではTrebleを少し下げた方がよさそうです。
Marshall JCM2000ならTreble2で十分な感じです。
Fenderアメスタはリアピックアップにも独立したToneコントロールが付いているので、フロントピックアップのサウンドも重視するなら,アンプのEQはフロントPU向けにセッティングして、リアUPのトーンを目盛りで7~8に絞ってしまうのも良いかもです。
音量に関してはかなり大きいです。
ネットのコメントではあまりパワーが無いような事も書かれていましたが、ピックアップを切り替えた瞬間に、音でかい!ってすぐにわかりますよ。
シングルコイルPUとの音量バランスを考えて、ピックアップの高さをすこし低めにセットしました。
あまり弦から離し過ぎると、せっかくのハムバッカーのパワフルさが失われるので、まずはこのくらいで様子を見ています。
今後スタジオで大きめの音で弾き込んで、徐々にセッティングを合せていくつもりです。
ボリュームを絞っても、変な癖のある音にはなりません。
全音域で自然なトーンを響かせてくれます。
よく鼻詰まりと表現される様な音の癖は全く無かったです。
今回の交換は大成功だったと思います。
ピックアップ交換は簡単なのでいつもDIYでやってます。
半田ごてを握ったのは久しぶりだったのでちょっと緊張しましたよ(笑)
ピックガードを元に戻す前に、余分な長さの配線を綺麗にまとめる必要があります。
これをしっかりやらないと、配線がぶつかってPUが下がらなかったり、変な方向を向いたりしますから。
これからはバンドでもこのギターをどんどん使って行こうと思います。