前回、こんな記事を書きました。

 

 

やりたいことや天職=特定の職業や業種とは限らない。で、職業にこだわり過ぎると、やりたいことは見つからず迷宮入りする、という話です。

 

今日はやりたいことを仕事にしている人(もしくはやりたいことが明確な人)がやっていることを紹介します。

 

それは、「わたし」から「世の中」へ視野を広げることです。

 

過去の私の例を出すのがわかりやすいでしょう。

 

私は、ほんの少し前まで、「天職が知りたいっっっ!」(書く仕事をしていたので、正確にはライターや作家として天職と思えるような書きたことが知りたい、みたいな感じですが)と思っていました。

 

こだわっていたと言っても過言ではないかもしれません。

 

「専門分野のある〇〇ライター」とか「ノンフィクション作家」になりたかった。特定の職業にこだわり、”何者か”になろうとしていたのです。

 

で、それって、はっきり言って、自分のことしか考えてないんですよね……。

 

意識や視野がまるきり「わたし」なんです。

 

でも、薄々自分でも気がついていました。

 

ノンフィクション作家や専門分野のあるライターって、結果論で、コレを書きたいから作家になる!とかこれがやりたくてやりたくて、やってたら専門家になっていた!ってパターンが普通だと思います。「わたし」という意識が消えてなくなるくらい、あるテーマについて「書かずにいられない」くらいじゃないと難しいんじゃないかと。

 

なので、私のように「何を書いたらいいんだろう?」と長年考えている時点で、それはもう、ズレている。

 

ズレているので「なりたい自分になれない」と苦しかったわけですが、そんな苦しみから脱出したきっかけは、「わたし」から「世の中」へと視点を変えたことでした。

 

「どんなわたしになりたいか」ではなく、「どんな世の中にしたいか」に視点・思考を変えたのです。

 

で、「どんな世の中にしたいか」は、「どんなふうに世の中に貢献したいか」につながっています。

 

すごくざっくり言うと、このような感じです。

 

エライ人のお金儲けのために、がんばっている人が報われない世界が嫌だ

&

目先のお金に囚われて、結果心が貧しくなっている世界が嫌だ

これらの逆の世の中になったらいいのに

それに向かっていけることをやろう

 

 

(ちなみに、私が、視点を変えるきっかけとなったのは、八木仁平さんという方のこちらの本でした)

 

 

 
 

 

 

ちょうど占星術も勉強していた頃で、私は2ハウスの水瓶座に太陽や水星そのほかの惑星、そしてMCのルーラーも集まっていてそれが「精神的な豊かさ」を作る、届けるというのが、私がやることだ、とさらに腑に落ちたのです。

 

すると、すっと、ライターという仕事へのこだわりや、何者かになりたいという苦しさから解放されたのでした。

 

そして「占星術で1人でも多くの人が、本当にやりたいことに気づくきっかけを作る→精神的に豊かな人が増やす」を目指して占星術をやっています。

 

現在はまだそれで稼いではいませんが、このブログを書いて読んでくれている方いたり、ホロスコープで友人や知人の進路の相談に乗ったり、ということは、すごく自分にしっくりきています。

 

もちろん、近い将来それで生活できたらいいですが、収入をやりたことだけにこだわる必要もないのかなとも思っています。

 

また、書くのは好きだし得意だと思っているので、ずっと続けるでしょう。

 

でも、書くこともあくまで「精神的な豊かさを作る」手段の一つであり、お金を得るための一つの手段で、それが目的ではありません。(いつか本を出したいとも思いますが、今は自分で電子書籍などを出せませからね!)

 

ということで、やりたいことがわからない・みつからないという人は、「どんな世の中にしたいか」ということを一度考えてみることをおすすめします。天職や本当にやりたいことへのヒントになると思います。