世界一周した時の話


その時の、

いや自分の旅の中での

一番のターニングポイントかもしれない

貴重な経験の話。



インド




インドを旅してもっとも苦しく悩んだのは物乞いに対する接し方だった。

どこに行っても貧しそうな子供たち
に囲まれては「Money」と言われ続けた。

最初のうちは可哀想だと少量の小銭を
持っていたら渡したりしてた。

でも毎日それは続き、その人数はとても多かった、、

一人に渡したら回りの子供が

なぜあの子だけなの?

私のは?

もっとくれないの??

と悲しい顔をしてくる。



渡した喜びなんてなく

お金渡して心は悲しくなる。



そんなもやもやしてる気持ちの中

ある旅人から
「物乞いに絶対お金は渡してはダメ」
だと忠告をされた。

理由は
子供たちはマフィア的な団体に雇われている
可能性が高い、

お金はすべてその団体にいくかららしい。


お金をもらいやすいように身体を
傷つけられてる場合もあると聞き、

ますますインドの街を歩くのが
気持ち的にしんどくなった。


どうすればいいのかわからなかった。




また子供ではなく、脚が不自由な大人にも
物乞いをされることも多かった。


脚が不自由だから歩けない、
しかし車椅子とかは持っていなく、

ほふく前進のように追いかけられる。

それは言い方は悪いがゾンビに追いかけられている感覚だった。

追いかけられてるとき、

少しのパニックからコミュニケーションも

取れずに無視してはや歩きするだけだった。




そんな苦しさがあるなか、旅の中でもっとも

印象が残っている出来事が起こって


もっとも貧しい部類に入る街を歩いていると


脚が不自由な男性が道路の脇にいて、

なにしてるわけでもなく休憩してるのかな?


そこに3歳くらいの男の子がとことこ歩いてきた。


その男の子は裸足で服、顔がどろどろで
明らかに裕福ではなさそう。



男の子は男性の目の前に来て、無言でパンの切れ端を差し出した。


男性はいらないよ、と手と首を横にふった。


それでも男の子はパンをあげたくて

もう一度差し出した。かなり意志は強い
険しい顔をしている。


そうすると男性は少し困った表情のあと、

ここを見ててと自分の顔を指差し



チューインガムを思いっきり膨らまし


パーーーーン

とガムを破裂させ


きれいに顔中をガムが覆った。



それまで堅かった子供の表情が一気に

和らぎ満面の笑顔になった。







その光景を端から見ていた私の中にも、

何かとても大きなものが弾けた気がした。

自分が思っている常識の狭さを痛感した。


そこに生きている人々の生き方があり、
見えていないことなんて無限にあることを知った。

私は物乞いの人たちを自分の価値観で

勝手に「かわいそうな人」と決めつけていた。


でもそこで生きている人たちは、自分で

生きるためにお金を持ってる私にお金を

下さいという手段を使っているだけなのでは?




人がかわいそうかどうかなんて決められない

なと感じた。



勝手に自分の価値観で決めつけているだけだ。


そこで生きてる人たちは自分たちで
選択して生きている。





なんか色々なことが頭を過った

どうしてもこの経験を形に残しておきたくて、

男性に
「写真とってもよい?とても貴重な経験をした」

と伝えたら
(初めて会話をした、会話ができた)

笑顔でOKと言ってくれた想い出の写真。








その後、物乞いの子供たちとも

1人1人の人間だと思って接することにした。


挨拶をして、名前を名乗って、

元気?と聞いて、

名前や歳を聞いて、

笑顔で接したら向こうも笑顔になって



いつの間にか仲良くなると物を乞われる

ことはなくなった。




逆に街で見かけると

名前を向こうから呼ばれるようになり

遊んでよーと知らない子供たちまで

集まるようになってた。



やっぱり子供な部分は子供だし、

わざと困ってる表情を作ってる時より

断然かわいい。




根本的な貧困とかは何も解決はしてないし、

未だに何がベストな対応なんてわからないけど、


インドのこの街での出来事は、

自分にとって貴重な体験でした。

今でも本当に大切な経験。


自分が持っている価値観はあくまでも

自分が今まで生きてきた一部を見ただけ。


知らない世界が無限とある

想像すら出来ない世界、価値観がある

自分なんかにジャッジ出来ない、




無知を知る

謙虚でいること



そんなことを胸に刻んでくれた



その場所は

ブックが悟りを開いたというまち

ブッタガヤでした。



こういった経験をされてもらって

自分は本当に恵まれてるなー

感謝だなーと思うことが生きてて本当に多い



せっかく感じたことをまただれかに伝え

られたらとブログ書いてます。

良かったらぜひコメント、リブログして

頂ければと思ってます(>_<)