花間一壺の酒,独り酌みて相ひ親しむ無し。
二皇子李白《月下獨酌 (花間一壺酒)》
川の煙れる草,満城の風にのる絮,梅子黄時の雨に。
二皇子賀鑄《青玉案》
條忽銀台構へ,俄頃玉樹生ず。
二皇子丘遲《望雪詩》
瓊筵を開きて以って花に坐し,羽觴を飛ばして月に酔ふ。
英格李白《春夜宴桃李園序》
碧雲の天黄葉の地,秋色の連波波上の寒煙は翠なり。
皇后范仲淹《蘇幕遮
柔緑の篙添ふ梅子の雨に,淡黄の衫は耐ふ藕絲の風に。
怡親王王世貞《憶江南(歌起処)》
白兔薬を搗く秋復た春,姮娥孤り棲み誰とか鄰りせん?
皇后李白《把酒問月
黒髪は知らず早起きの勤学,白首読書遅くして方悔す
年貴妃顔真卿《勸學》
天に接する蓮葉は無窮の碧にして,日に映ずる荷花は別様に紅なり。年貴妃楊萬里《曉出淨慈寺送林子方》
布被秋宵に夢より覚むれば,眼前に万里の江山。
二皇子辛棄疾《清平樂(獨宿博山王氏庵)》
落月旗影を翻へせば,清霜剣花を冷やす。
英格夏完淳《即事(戰苦難酬國)》
紫艶半ば開き籬菊静かなり,紅衣落し尽して渚蓮憂う。
年貴妃趙嘏《長安秋望》
柳を染めて煙ること濃く,梅を吹く笛の怨み,春意幾許なるかを知らん。年貴妃李清照《永遇樂 》
短褐穿結,箪瓢屎しば空しきも,晏如たり。
 二皇子陶淵明《五柳先生傳》
約有れども来らず夜半を過すぎ,閑に棋子を敲けば燈花落つ。
皇后趙師秀《約客》
寒雪梅中に尽き,春風柳上に帰る。
怡親王李白《宮中行樂詞 (寒雪梅中盡)》
銀燭秋光画屏に冷ややかなり,軽羅の小扇流蛍を撲つ。
二皇子杜牧《秋夕》
前日風雪の中,故人北より去れり。
英格作者未詳《步出城東門》
青山旧に依りて在り,幾度の夕陽紅し。
熹妃楊慎《臨江仙 》
暖風雨を吹きて軽塵を浥し,満地の飛花春を断送す。
熹妃于謙《暮春遇雨》
砌の下落りゆく花に風の起こりて,羅の衣には特地に春の寒し。皇后馮延巳《清平樂》
筝を弾いて逸響を奮へば,新声妙えなること神に入る。
皇后作者未詳《古詩十九首(今日良宴會)》
一棹の春風一葉の舟,一綸の繭縷一軽の鉤。
 熹妃李煜《漁父》
道は狭くして草木の長び,夕の露は我が衣を霑らす。
皇后陶淵明《歸園田居 其三》
舞ひ低るる楊柳楼には心の月,歌尽きて桃花の扇風を底てり。
年貴妃晏幾道《鷓鴣天(彩袖殷勤捧玉鐘)》
落霞孤鶩と斉しく飛び,秋水長天と共に一色。
 熹妃王勃《秋日登洪府滕王閣餞別序》
風は新緑を吹いて草芽坼け,雨は軽黄に灑いで柳条湿う。
皇后白居易《長安早春旅懷》
満園深浅の色,照らして緑波の中に在り。
英格王涯《游春曲 其一》
傷心橋下春波緑なり,曾て是れ驚鴻の影を照らし来るところ。
 二皇子陸游《沈園 其一》
軽く翠蛾を斂め皓歯を呈し,鶯一枝に囀いて花影の裏。
年貴妃魏承斑《玉樓春》
燿として羿が九日を射て落すが如く,矯として群帝が龍を驂にして翔るが如し。
怡親王杜甫《觀公孫大娘弟子舞劍器行並序》
苔深くして掃う能わず,落葉秋風早し。
英格李白《長干行(妾髮初覆額)》
香霧雲鬟湿り,清輝玉臂寒からん。
熹妃杜甫《月夜》
呉の刀綵を剪って舞衣を縫う,明粧の麗服春暉を奪う。
年貴妃李白《白紵辭(吳刀剪彩縫舞衣)》
疎影横斜して水清浅,暗香浮動して月黄昏。
怡親王林逋《山園小梅》
十年生死両つながら茫茫,思量せざるも,自ら忘れ難し。
年貴妃蘇軾《江城子(乙卯正月二十日夜記夢)》
児童の急走して黄蝶を追ふ,菜花に飛び入り尋ぬる処無し。 英格楊萬里《宿新市徐公店 其一》
君に明珠を還して双涙垂る,未だ嫁せざるときに相逢はざるを恨む。
年貴妃張籍《節婦吟》
心事を将て瑶琴に付さんと欲すれど,知音少く,弦断たるも誰有りてか聴かん?皇后岳飛《小重山》
葡萄の美酒夜光の杯,飲まんと欲すれば琵琶馬上に催す。
皇后王翰《涼州詞(葡萄美酒夜光杯)》
秋風蕭瑟として天気涼しく,草木揺落して露霜となる。
年貴妃曹丕《燕歌行 其一》
北風地を捲き白草折れ,胡天の八月即ち雪を飛ばす。
熹妃岑參《白雪歌送武判官歸京》
春風に意を得て馬蹄疾く,一日に看尽くす長安の花。
二皇子孟郊《登科後》
寂寞たる空庭に春晩んと欲し,梨花地に満てども門を開かず。
二皇子劉方平《春怨》
堅圓浄滑一星流る,月杖争ひ敲き末だ休めんと擬せず。
英格魚玄機《打毬作》
白日山に依りて尽き,黄河海に入りて流る。
皇后王之渙《登鸛雀樓》
長江郭を繞り魚の美を知り,好き竹山に連なり筍香を覚える。
皇后蘇軾《初到黄州》,
金風玉露一たび相ひ逢はば,便ち勝却す人間の無数なるに。
皇后秦觀《鵲橋仙》
彼の林に翰うつ鳥の,双ひ栖むも一朝には隻りなるが如し。
熹妃潘岳《悼亡詩 其一》
折戟沙に沈んで鉄未だ銷せず,自ら磨洗をもって前朝を認む。
英格杜牧《赤壁》
夜闌け臥して聴く風雨に吹を,鉄馬氷河夢に入り来たる。
英格陸游《十一月四日風雨大作 其二》
霜草蒼蒼として虫切切たり,月明の蕎麦花は雪の如し。
皇后白居易《村夜》
惻惻たる軽寒翦翦の風,小梅雪を飄はせて杏花紅なり。
英格韓偓《夜深》
秋は辺城に至り角声哀れに,烽火高台を照らす。
怡親王陸游《秋波媚
笑を斂め眸を凝らして意歌はんと欲し,高雲動かず碧嵯峨たり。
怡親王李商隠《聞歌》
別院深深として夏簟清く,石榴開くこと遍く簾を透して明らかなり。
二皇子蘇舜欽《夏意》
散じて珠簾に入り羅幕を湿し,狐裘暖かならず錦衾薄し。
年貴妃岑參《白雪歌送武判官歸京》
幾処の早鶯か暖樹を争い,誰が家の新燕か春泥を啄む。
英格白居易《錢塘湖春行
恰も似たり春風の相欺り得たるに,夜来吹き折る数枝の花。
英格または熹妃 杜甫《絶句漫興 其二》