「かわいい子には旅をさせよ」という言葉がありますが、

小学校高学年くらいで、一人旅をさせてみると

自信につながると思います。

 

少し前から、電車で行けるような近い距離で練習をしておいて

 

ある程度慣れてきたら、

新幹線や飛行機に乗っていくようなちょっと遠い旅をさせると

一回り大きくなって帰ってくる気がします。

 

距離が遠いほど、できた時の達成感は大きくなります。

 

心配なところは、乗り継ぎや乗るまでの過程ですが

 

事前に一緒にそこまでの過程を練習しておき、

迎え先で必ず会えるよう準備を整え、

もし何かあった時はこうするように・・とシュミレーションしておくと

 

後は、乗っているだけなので

意外と難なく達成できると思います。

 

携帯のGPS機能も頼りになります。

 

 

我が家は子供二人とも、小学6年生の夏に行っていました。

 

最初はちょっと不安も感じていたようですが、

 

その前の旅行などで、

乗り口や座席の確認、支払い、トイレの場所など

一緒について説明し、ある程度流れを体験させておきます。

 

不安な点が多いと嫌がると思うので

なるべく不安がないように、

起こるかもしれないトラブルやその対処法も含めて

説明しておきました。

 

実際、子供ででかけると

一人なので周りの方も気遣ってくれるようで

声をかけてくれたり、おばちゃんがお菓子をくれたり

駅員さんが懇切丁寧に対応してくれたり・・など

旅ならではの交流も楽しんでいました。

 

疑問点があれば自分で確認しないといけないし、

荷物の管理や時間の配分など

自分しかいないので、人任せにできません。

 

当事者意識をもって行動することの連続になります。

 

長男のときは一度、

飛行機の乗り換えで、危ないことがありましたが、

自分一人しかいないので、どうにかこうにか手を尽くして

クリアーしていました。

 

日本国内であれば、言葉も通じますし、

大概のことはどうにかなると思います。

 

一人旅を通して自信がついた部分もあり、

それからは、わりと一人でもあちこち行けるようになり

送迎の回数もめっきり減りました。

 

 

次男は中2のとき、バスに忘れ物をしたことがあるのですが、

私が仕事をしていて、取りに行けないと思ったそうで、

 

自分でセンターに電話して、忘れ物が届いている場所を確認し、

そこまでの行き方を聞いて、一人で取りに行っていました。

 

「よく行けたね」というと

「ママは、仕事だからすぐいけないと思って。すぐ使うものだから

早く取りに行きたかった」と言っていました。

 

ちょっと勇気をもってがんばればできそうなことを、

どんどんやらせていくと、だんだん許容範囲が広がっていきます。

 

生活の中で、少しずつ難易度が高いことにトライしていくと

だんだん本人の経験の幅も広がっていって、

 

高校、大学生くらいになると

たいていのことは自分でできるようになります。

 

「自分でできる」範囲を広げると、結果的に、親も楽です。

 

高校生のときに、友達と何度か旅行に行きましたが

自分たちで難なく予定を立てて実行していました。

 

自分が知りたい、やりたいと思うことを

どうしたらできるようになるか?自分で調べていくことができるので

 

大学受験くらいになると、

自分のことは自分で決め、親の出番はなくなっていきます。

 

知人に言われた話ですが

「男の子はほおっておけば好きなように生きていく。

大学生になったら、親の出番は、お金とご飯くらいだよ。

逆にそうなってないとまずいよね」と。

 

本当にその通りだなと思い

そうなるように子供に接してきました。

 

かわいい子にはぜひ、旅をさせてみてください。