山河内ゴトマツさんのブログに、謎のコメントを残したまま放置したマコトです。
あるでないで?!
↑この記事です。
「あるでないで」は、NHKの朝ドラ「ウェルかめ」のレストランの名前に使われました。
徳島市内のイベントの名前にも使われました。
ずーっと前に、アルデナイデというバンドがあったような気がするのですが、確かな記憶ではありません。
それぐらい有名な(?)阿波弁の「あるでないで」。
「あるじゃないか」というのと同じです。
あるのかないのか分からないのは、何処も同じようです。
お座敷小唄 松尾和子&和田弘とマヒナスターズ 歌詞情報 - goo 音楽
この歌については、ちょっと戸惑いました。
♪雪に変わりがないじゃなし~
「雪に変わりがないじゃない」を二重否定ととってしまうと、あることになってしまいます。
次の歌詞が「とけて流れりゃみな同じ」なのですから、二重否定ではありません。
後ろの「ない」は、京都好みの婉曲的で非断定的な表現でありながら、きっぱり断定の否定疑問文ではないでしょうか。
上の文ような「~ではなでしょうか。そうでしょ?」というような同意や「~ではないか。そうに違いない」という断定が含まれています。
この歌も、「雪に変わりがないではないか」という反語表現でしょう。
「あるでないで」も、同様に反語表現です。
最後の「で」が、疑問の終助詞「か」にあたります。
疑問の終助詞は略して使うこともありますが、筆記するときは「?」をつけ、話し言葉では語尾を上げることで表現します。
語尾を下げると、批判的な意味を含む表現になります。
さて、ここで疑問の終助詞「か」です。
「~するんか?」(~するのか?)のような疑問文は、聞こえがキツイです。
男性は使いますが、多くの女性は「~するんで?」(若しくは「~するんけ?」)を使います。
あるではないか⇒あるでないか⇒あるでないで
おそらく、この解釈で間違いないと思います。(弱気なマコトです)
「で」のリズムがいいんですよね♪
筆者マコトの脳味噌ですが、小難しいことも考えられますが、ネジがゆるんでいるときは、とんでもないことが頭の中でまわり始めます。
「えっとぶり」(久しぶり:えっと=久しく)
「どちらいか」(どういたしまして)
そんな阿波弁を聞くと……、
「エッと鰤」「どちら烏賊」と勝手に脳内変換され、頭の中で、鰤が湧き、烏賊が踊ります。
<3>阿波弁が「あるでないで」 (YOMIURI ONLINE 読売新聞)
文:マコト