【にんじん】旬:11月~12月、4~7月

 
 
胃を健やかにして、消化をよくする働きがあり、食欲不振や下痢、便秘にも効果的です。
 
 
また、血を補い、肝の働きを高める作用があります。
 
 
肝は目の機能と関係が深いので、眼精疲労やドライアイ、夜盲症、視力の低下などの目の症状改善にも効果的です。
 
 
人参の赤はカロチン。カロチンの一部は体の中で、粘膜を丈夫にするビタミンAに変わります。
 
 
ウイルスや細菌の進入経路である、喉や鼻の粘膜を丈夫にすることにより、侵入を食い止める事ができます。
 
 
肌や粘膜、目の角膜、胃腸や肺、気管などの各種臓器の上皮細胞を健やかに保ち、免疫力を高めます。
 
 
また、抗酸化力も高く、老化防止や抗ガン作用も期待されます。
 
 
◆選び方◆
 
赤味が強く、濃い色で、ハリのあるもの。

茎の切り口(芯の部分)が小さいもの。

 
画像はお借りしています。
 
 
[体質]気虚、気滞、血虚、陰虚
 
[性味]甘/平
 
[帰経]肺、脾、肝
 
[効能]健脾、消食、補血、滋陰、明目
 
[適応]小児消化不良、夜盲症、ドライアイ、目の疲れ、下痢
 
[作用]血中脂質抑制、眼精疲労、ドライアイ、食欲不振、下痢、便秘、貧血、美肌、免疫力UP、老化防止
 
 
◆主な栄養素◆ 
 
β-カロテン、カリウム、カルシウム、ビタミン
 
 
◆オススメ食べ合わせ◆
  
ほうれん草・・・消化吸収がよく、血液サラサラにし、脳卒中などの予防にもよい
 
大豆・・・体に必要なものを効率よく吸収し、不要なモノを排泄し、美容にもよい

牛肉・・・血を補い、貧血予防に。
 
干しぶどう・・・目の疲れに効果的。

なつめ・・・消化器を健やかにし、肺のエネルギーや潤いを補って、抵抗力の強化、空咳の緩和、解毒を助ける
 
 
◆ワンポイントアドバイス◆
 
①できれば、皮はむかないで!!
 
にんじんに含まれる薬効成分は、皮のすぐ下に最も多く含まれています。
 
なるべく皮はむかずに調理しましょう。

とは言え、農薬とか気になる!…て方は、よくよく洗い、包丁の背などでこそげ落とすなどし、最小限にとどめることをオススメします。
 

②油を使った調理がおすすめ♫

脂溶性のベータカロテンは、油ととると吸収率が
高まります。

また、加熱によっても吸収率はあがります。

  
◆注意点◆
 
特になし