希記の迷々思考実験室 -16ページ目

希記の迷々思考実験室

自分の問いへの答えを求めて想像を広げよう。

  正しさとは変わり行くものだろうか。 

 

 人の正しさの根本となる考えはいつまで経っても変わらないと人は信じたい。自然への理解を大切にしたり、事実を大切にしたり、考えの求め方を求めたり、人を尊重したりする考えなどである。

 

 その考えが変わらかったとしてても人の生活は変わる。これからも新たなものを作り出し、新たな問題が生じる。そのたびに考えや決まりを付け加える。ときに今の正しいとされる考えを否定する時もあるだろう。そのたびに人は満足できる正しさを求める。

 

 すると、今ある正しさをこれからも続けるか。それとも変えるかを決断するのはこれから生きる人次第である。正しさは人の集団で共有する満足感を満たす考えや決まりだからである。また、生きるために必要な考えや決まりを決めて生きることに人は満足するからである。

 

 つまり、人は今ある正しさを正しさであると思いながら、正しさは変わってきたかもしれない。新しい正しさを人は求める。

 

〈感想〉
 正しい考えや決まりにもそれを正しいと判断するための考えや決まりが存在する。それに従えば正しいと思えるか。人の正しさとは今を生きる人が物事を正しいと信じる感覚である。だから、後世に残されていく正しい考えもあるだろう。もしかすると人の進む先に正しさがあるのではなく、人の集団が共有できる満足感を満たす正しさを手に入れて、生活に取り入れながら生きているかもしれない。生活の中で人はより満足できる正しさを手に入れられると信じている。それが正しさのあり方である。