こんにちは。
今日はGWに参加したイベントのことを。
着物は関係ありません。
GWに前職の同僚に誘われて
茶摘み&坂本餅茶づくりに参加してきました。
「日本最古のお茶伝承プロジェクト」
と称して2021年から活動されているそうです。
https://liuxiang-chaxin.com/news/20230502hiyoshi.pdf
場所は琵琶湖の西側にある大津市の坂本地区です。
こちらは比叡山延暦寺、日吉大社の門前町であり、
穴太衆積みの石垣などの歴史的な街並みを楽しめます。
延暦寺の僧侶たちが里に設けた里坊が数多くあるのも有名で、地図を見たら〇〇院という名前がたくさんあります。
今回はまず日吉大社の神事である
茶摘祭からスタートです。
毎年八十八夜に開催されるそうです。
京阪電車の坂本比叡山口駅を出たらすぐに見えるこちらが
日吉茶園
日本最古の茶園と言われているそうです。
最澄さんが唐から持ち帰ったお茶の種を
この地で栽培したとされ
日本茶の始まりとも伝えられているのだとか。
こちらの前で参加者たちも並んで儀式に参加。
神聖な気持ちになりますね。
その後、中に入って茶摘みです。
普段は入れないようになっています。
腰にカゴつけて新芽を摘んでます。
帽子と手拭いで日焼け対策してますよ。
この場所だけじゃなく、移動して他の場所の木からも摘みました。
歴史的な街を歩きながら、2時間ほど作業しても
カゴの底が埋まらなかったです。
こんな大きいカゴを満タンにしようと思ったら、
どんだけ摘まないといけないのかしら?
さてさて茶摘み後はお昼休憩をはさんで、
坂本餅茶づくりに入ります。
中国唐代の製茶方法でお茶を作るんです。
まずは
蒸茶
洗った茶葉を蒸して柔らかくします。
次に
搗茶(とうちゃ)
杵で搗く(つく)作業で、すりつぶしていきます。
搗←この漢字初めて出会いました。
大きいのである程度つぶした後に
すり鉢でさらにペースト状になるくらいすりつぶします。
これがかなりの重労働でした。
硬い葉や茎があるとつぶれないので、
取り除いたりもしながら。
そして最後は
成型
木型に入れてギュッと平たく整えます。
たくさんできてますね~。
途中、学校帰りの小学生が何してるんですか~と寄ってきて、成型のところを体験してました。
地域でこういう活動が見られるのはいいことですね。
アップで見るとこんな感じです。
すりつぶしきれてない茶葉も見えますね。
この後はちゃんとした施設で乾燥させて完成。
そして次は10月の献茶祭にて、
この作った坂本餅茶のお披露目会があるそうです。
唐風茶会といって当時の喫茶法で
お茶をいただけるんですって。
なので10月も参加しなくちゃです。
この日は少し残した茶葉を釜炒りにして
皆さんでいただきました。
とてもまろやかな澄んだお味でしたよ♪
このためにマイカップ持参と言われてて、
小さいボトル持って行ったのですが、
皆さん陶器の湯呑みやお猪口を持参されてて
えーーー!うそーん
となりました。
今回茶摘み体験と聞いて軽い気持ちで行きましたが、まさか最澄さんが持ち帰ったお茶がルーツと言われるお茶を摘んで飲めるとは!
地域の貴重な資源の保存と文化の伝承活動に
参加できて光栄です。
貴重な体験をさせてもらえました。
誘ってくれた友人に感謝です。
まだ先ですが10月の献茶祭レポをお楽しみに〜
主宰の方のブログで昨年の様子もご覧になれますよ。
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