お刺身をたくさん食べる(ママ便)。 | ルワンダのおうちから。

ルワンダのおうちから。

ロンドン→半年の東南アジア放浪旅→プラハ→またまた旅→ハーグ→インドネシア周遊→タシュケント→キガリ、と海外生活10年弱を終えて、2011年、東京に帰って来ました。毎日のお料理と、ぷつぷつの思いの記録。

北海道からの贈りもの、海の幸たっぷり。
ぷりぷりの新鮮な帆立と南蛮えび、牡丹えび、それにいくら。
明日から旅行の日、だったので、贅沢にも一度にたっぷり食べちゃった。

実は、大人になるまで私はお刺身とかお鮨とか、生のお魚全般が苦手だった。
北海道生まれ、北海道育ちのくせに。
超未熟児で生まれた私の健康を気遣って、両親があまり食べさせなかったのも一因か。

そして、何でも食べられるようになったのは、実は海外に出てから。
海外で、ちょっとした接待をしてもらうとき、とかって必ず日本食、お鮨でしょ?
そこで食べられません、というのもしのびなくて、何でも食べられるようになった。
実は鰻も。初めは苦手だったのだけれど、鰻の会食の時って、鰻がメインなので、仕方なしに食べているうちに、おいしさにすっかり目覚めるように(でもたくさんは食べられないけれど)。

日本にいたころは、もう10年位前、大学院を卒業してすぐのころ、は家であまり日本食を料理しなかった。魚も満足にさばけなかったし、なんとなくおひたしとか、きんぴらとか、お味噌汁とか、そのくらい。

日本食を真剣に作るようになったのも、結婚して海外生活を始めてから。
だってウズベキスタンにも、ルワンダにも、まともな日本食店がまだその当時はなかったから。
春菊(育てた)と冷凍の輸入物の小えびでかき揚げを揚げたり、ナイルパーチで幽庵焼きを作ったり、巨大な茄子で焼きなすを作ったり、納豆を作ったり、豆腐やこんにゃくを作ったり、ずいぶんいろんなことをした。

だから私の日本食は、実は海外仕込み。
日本に帰ってきたら、極力シックな和食店に食べに行って、お出汁の使い方や、生姜や山椒の使い方、きれいなあしらい、そういうのを勉強したい。


お刺身がもりもり過ぎて、ちっとも見えないのだけれど、あしらいのつまは、大根をいちょう切りにして、柚子を和えたもの(母に教わった)。海藻も色とりどりにしたのだけれど、ちっとも見えていない。
えびは、私の大好物。なので母は二種類送ってくれた。牡丹えびと南蛮えびの食べ比べ。豪華。

帆立は、さばき方を電話で聞きながら、なんとかできた。
北海道の人は、貝柱を縦切りにする。そのほうが食感があっておいしい。
ひもも丁寧に処理をして、卵巣も新鮮だったので、そのままお刺身に。
初めて食べたけれど、とろりとしてとてもおいしい。

すごく豪華な夕ごはん。
日本にいるうちに、もっと魚料理を覚えたいな。