ブランド物とは縁のない

ブランド物は殆ど持っていない庶民の価値観に基づく話です。気分を悪くされる方がいたらごめんなさい。



デパートを歩いていたら、いつもは入り口に列ができているお店に列がありませんでした。

ブロ友さんが娘さんの成人式の記念にブランドバッグをプレゼントした話をいい記念になるなと思っていたのでどんな感じなのかお店を覗いてみることにしました。


お店の前まで行くと入り口のベルトを外して中へ入れてくれました。

自由に見ていいのだろうかと思っていたら

女性店員さんが「お話お伺いします。どういったものをお探しですか」と声をかけてこられ案内してくれました。


「娘の成人の記念にちょっといいバッグを贈るのもいいかと思って」と言うと

「素敵ですね❤️。どんなお嬢さんですか。いくつかお待ちしていいですか」と3つバッグを持ってきてくれました。


後から思えば、私の言い方も悪かった。

ちょっといいバッグというのは、ブランドバッグ=いいバッグという意味だったのに、ブランドバッグの中でもいいものを持ってきてくれた気がします。

そして「20万円のバッグを何個も持つよりいいバッグを一つ、長く持つのもいいと思います(^^)」と言われました。

20万円のバッグをいくつも持つ???

(ブランドとは縁の無い庶民ですので)

3つのバッグは約50万円、60万円オーバー、約100万円でした。

100万円のバッグを大学生が持つって洋服や靴はどんな物に合わせるಠ_ಠ

大学生や社会人何年かで20万円のバッグを幾つも買う金銭感覚っていくら稼いで生活にいくらかかるんだろう…貯金は?

とか考えたらブランド鞄を持つこと自体への気持ちが萎み気味に。


「暑い中来てくださったんでお水をどうぞ」とおしゃれなデザインのお水のパックをいただきました。


「お客様の登録をさせてもらっていいですか」とスマホのようなものを渡され、名前や住所、メールアドレスを入れさせられました。

去年一年で4回価格改定があったので、また変わる時はその前に連絡するのでLINEの友達登録もお願いしますとLINEにブランドの公式と店員さんのLINEを追加することになり(断れる空気じゃなかった)、

「私の今月のシフトをLINEで送りますね」と。


「子どもの誕生日はまだ先だしそんなにすぐに動かないですよ💦」と言うと「皆さんにお知らせしているので気にしないでください」とニッコリ。


見せてもらったバッグはどれも素敵で良かったんです。でもこれを手にしたら、いいものだけに他のデザインのものも欲しくなったり、更に営業をグイグイかけられたら20万円のカバンを幾つかお迎えしていたみたいな事になるんじゃないだろうか。

沼にはまってしまうんじゃなかろうか。

と想像しちゃいました。


娘の同級生には


こんなのや


こんなのを幾つか持っていた子が(高校生の時に)いたらしくて、やはり私立には学生の頃からいいものを持っている子がいるのだなぁと驚きました。


そういえば小6の時に学校説明会で学校紹介のビデオが流れた時に、学食での場面で机の上に並んでいた生徒の財布が4つのうち3つブランドもので、塾のママ友達がみんな「財布見た??」と後から言ったのを思い出しました。

うちは4つのうちの1つだったな(^^)


お店で見聞きしたものは日頃の生活とは別世界で貴重な経験でした。

100万円のバッグなんて20歳の子に考えられなーいと思ったけど、浪人していなかったらそんな鞄を買えるだけのお金が浮いたんだなとも…

それを娘に言ったら、「私のこの一年の経験はバッグ一個よりも重いねん。もっと価値もあるねん」と言っていました。