たまたま本日仕事がお休みで、運良く舞台挨拶付きの上映回に行けることになり行ってきました!


こちらの作品はエストニアで2021年に公開されており日本では2月9日が公開日でした。
エストニアではこの映画が公開されてから大ヒットをして旧ソ連領では初めて同性婚が承認されるという動きにも影響を与えた映画です。

LGBTQをテーマにした映画は昨今多くなりましたが、この映画の舞台である1970年代は法律で禁止されている国もありました。ソビエトでも同様だったそうです。

そんな時代にあった実話の映画。
好きでも大っぴらにはもちろん出来ない、言葉や行動に移すのも人目を忍んで、当然結婚なんて出来ないから先も見えない。

苦しくて切ない、でも美しい映画だったと思います。

ポスターにもなっている海辺でのシーンは本当に美しかったし彼らが今後もこの幸せな時間をもっと持てるようにと願わずにいられなかった。

疑いを掛けられ、バレたら自分たちがどうなるか。
特にロマンは大尉という地位にもいるし軍にバレたらクビどころかその先の人生も地に落ちてしまうのをかなり恐れていたように見えました。
対してセルゲイはそこまで考えていなかったように感じました。それよりロマンと一緒にいたいという感情が強かったように思えます。

ロマンとルイーザが結婚するという時のセルゲイの表情は本当に辛かった。友人でもあるルイーザには幸せになって欲しいという気持ちは嘘ではないだろうし、でもその相手が自分が愛している、自分の事を愛してくれているはずのロマンであるという現実。
心が握りつぶされているような感情が伝わって来ました。

ロマンとルイーザとセルゲイで食事をとるシーンも言い回しが上手くて、セルゲイが本当だったらロマンだけに伝えたい言葉をルイーザに悟られないように話していてここも見てて辛さでいっぱいだった。


辛い時間の方が格段に多くて幸せな時間は少なかったけど、それでも2人の時間は本当に存在していて、それだけ愛情を向けられる相手に出会えたのは羨ましいとも思いました。

できるなら、もっと先の未来でまた2人が出会っていますように。



ちょっと時系列バラけた感想になっちゃったけど、素敵な映画だったので同性愛だからといって選択肢からは外してほしくない作品でした。
上映劇場がたくさんではないのでお近くにありましたら是非にです!


そして上映後に舞台挨拶がありました♡

まさか名古屋に来てくれるとは思わず!!!
いっつも東京か、やって大坂だもんね……
張り切ってチケット取りました!笑



左から
セルゲイ役 トム・プライヤーさん
ロマン役 オレグ・ザゴロドニーさん
監督 ペーテル・レバネさん

です!
この真冬に2人半袖Tシャツ!!!!!

トム・プライヤーさんは監督と共同脚色もしてます。

最初の方の質問はパンフやネットニュースでも読める感じの事だったので割愛!

メールでの質問で、2人とも肌が綺麗でしたが何かスキンケアをやってるのか?という質問で、トムが
『ドクタージャクソンのクリーム使ってるよ』
って話してて、オレグも
『トムにプレゼントしてもらったから使った』
そうで、もうこの舞台挨拶の合言葉は
ドクタージャクソンでした笑笑
まあ確かに2人ともスベスベだったから気になるよね!



私のスマホではコレが限界です笑



名古屋に来てくれてありがとうございました!!

もう1回くらいは観に行けたらいいな!

あ、パンフB4ででかいです!!