Windows10からWindows11にアップグレードしたパソコン。
ハードディスク(HDD)で稼働していましたが、最近はHDDへのアクセスが異様に遅い状態になりました。
元々HDDは遅いのはわかっており、Windowsの設定で出来る限りの対策を行って使用していました。
ただ最近のあまりの遅さはHDDの損傷が考えられるため、CrystalDiskInfoというソフトで健康状態をチェックしましたが正常で、不良セクタもない状態でした。
それならSSDに換装するしかないかと、SSDを入手。
手元にあったクローン作成機でパソコンから取り出したHDDからSSDへクローンを作成。
クローンしたSSDをパソコンに取り付け、無事にWindowsが起動。
これでWindowsも快適になるかと思いきや、SSDにしては動作が鈍い(重い)。
DISMコマンドでWindowsのシステムイメージのエラーを確認して、修復してみたり、SFCコマンドで不足または破損しているシステム ファイルを修復したりしましたが動作は軽くならず。
HDDのせいではなかったのか?
ここであきらめらない。
次は別のパソコンに古いHDDと新しいSSDをUSBで接続して、パソコンのソフトウェア(AOMEI Backupper)でクローン作成。
すると、CrystalDiskInfoで正常だったHDDに不良セクタがあるということで途中で止まってしまいます。
やはり遅いのはHDDの損傷だった可能性が大きい。
AOMEI Backupperというソフトウェアは不良セクタをスキップし、存在するデータのみで新しいSSDにクローンを作成できます。
仕切り直しで、クローンを作成。(SSDなので4Kアライメントにチェック)
クローンしたSSDをパソコンに取り付けましたが、今度はWindowsが起動しない。
調べるとクローンを作成したSSDのパーティションスタイルがなぜかMBRとなっていました。(元のHDDのパーティションスタイルはGPT)
使っているパソコンのハードウェア制御は、UEFIであり起動ディスクのパーティションスタイルはGPTでなければなりません。
SSDを前出のクローン作成機の機能で抹消(イレース)
その後ソフトウェア(AOMEI Backupper)で、SSDがGPTになるように設定して改めてクローン作成。(SSDは4Kアライメントにチェック)
クローンしたSSDをパソコンに取り付けましたが、GPTスタイルの場合はブート領域を再構築しなければパソコンが起動しません。
Windows11インストールUSBメモリで起動し、修復からコマンドを選び、「bcdboot C:\Windows /l ja-JP」を実行してブートファイルを作成。
ご注意
上記のコマンドはGPTで複製したSSDが起動しないときに使用
通常に起動しているパソコンで実行するとパソコンが起動しなくなることがあります。
再起動すると無事にWindowsが立ち上がりました。
その後DISMコマンドでWindowsのシステムイメージのエラーを確認して、修復。
SFCコマンドで不足または破損しているシステム ファイルを修復。
これでやっとWindowsの動作が軽くなり、快適に使えるようになりました。