こんにちはー!ぴよです!
今日は最近読んだ本を紹介したいと思います!
子どもの思考力や読解力、伝える力などを伸ばすための手法として、絵本の読み聞かせの最中に親子で「やりとり」をするという「ダイアロジック・リーディング」を紹介する本。
絵本を読む際に、日本では子どもが静かに聞いているのが一般的であるのに対し、アメリカでは対話をしながら読む、という違いがあるそう。
筆者は、日本的な本の世界に没入させる読み聞かせの良さにも言及しつつも、アメリカの式の読み聞かせによって、 「言語教育」効果を期待できると紹介している。
ダイアロジック・リーディングとは
ダイアロジック・リーディングとは、アメリカで推奨されいる絵本の読み方のこと。
基本のやりとりは4つの順序で、「PEERシーケンス」と呼ばれている。
Prompt:促進
本について何かを発言するように「促進する」
→質問したり、発話を促すなど
例:「どんな動物がいるかな?」
Evaluate;評価
子どもの発言に対して「評価する」(否定はしない)
→相槌をうつ、褒めるなど
例:「よくわかったね、そう、ウサギさんがいるね」
Expand;拡張
子どもの発言を「拡張する」
→リフレーズする、情報を足す、質問を重ねる、話題を広げるなど
例:「そう、英語だとRabbit」「ウサギさんだけかな?」
Repeat;反復
子どもの理解を促進するために「反復する」
大事な単語を繰り返す、話を要約するなど
例:「そうだね、うさぎさんとカメさんがいるね」
初見の本は一度通しで読み、2回目以降は1ページごとにこのPEERシーケンスの方法で対話をすることが推奨されているとのこと。
ただし、この4つの順番をその通りにやる必要はないし、無理に全部のページでやる必要もない。無理なく導入すること。
ダイアロジック・リーディングで伸ばせる5つの能力
「見る力」「聞く力」「知識・語彙力」「考える力」「伝える力」の5つ。
親が一方的に読むだけの読み聞かせでは、「聞く力」はつくが、「伝える力」はつけるのが難しい。
2-3歳の内は、「見る力」「聞く力」「知識・語彙力」を伸ばしていき、4-5歳になると、「考える力」「伝える力」を伸ばすように意識して絵本を読む。
本書は、具体的なエビデンスに基づく理論と、実践的な例をたくさん提示しているので、「あしたからダイアロジック・リーディングをやってみよう!」と思わせるものでした。
わたしも小さいころの経験として、読み聞かせは、静かにお話を楽しむもの、という意識がありましたが、この本を読んで考えが変わりました。
もちろん、物語の世界に没頭する読み方や、静かに人の話を聞くことも大切だと思うので、従来型の読み聞かせも大切にしたいですが、「ダイアロジック・リーディング」も使ってみたいと思います。
息子はまだ0歳でやり取りはできませんが、絵本を読むこと=会話のやり取りをすること、という意識がつくように、語り掛けをはさみながら、絵本の読み聞かせをしようとおもいます
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ではまた!