同梱版ドラマCD”お好み焼き、食べないか?”part2です

今回は「緑間のお好み焼き講座編(笑)」です☆

※長文注意!!


では、どうぞ↓



「な、なんで緑間っちがこのテーブルに…」


「とりあえず何か頼みませんか?

  お腹が減りました。」


「あぁ。俺もうけっこういっぱいだから、今食べてるもんじゃだけでいいっスわ」


「よくそんなゲ○のようなものが食えるのだよ」


「なんでそーゆーこと言うっスか!」


「あっ!注文お願いしまーす。

  いか玉ブタ玉ミックス玉たこ玉ブタキムチ玉じゃが玉……」


「なんの呪文っスかそれ!?」


「頼みすぎなのだよ!」


「大丈夫です。火神くん1人で食べますから」


「本当に人間か!?」


「ちょっと、ちょっとー。黒子くんたちの席、超わくわくするわね♪」


「緑間、黄瀬、黒子に火神か…壮観だな」


「オマエ、これ狙ってたろ」


「えー?まっさかー❤

  さーて、オレは何頼もーかな♪

  あっ!誠凛さんは何頼みます?

  色々頼んでシェアしますか?」


「ああー、そうね。

  っていうかアンタ溶け込むの早いわね。」


「いやー、緑間と付き合うにはこれぐらい柔軟じゃないと♪」


「そうなの?」


「アイツ、色々こだわりありまくりだから☆」


「ええーそうなんだ♪」


「はいーお待たせしました。

  いか玉ブタ玉ミックス玉たこ玉ブタキムチ玉と

  じゃが玉2つとトッピングの餅です。」


「おおっ!きたきたー!

  さあ、食うぜ!食ってやるぜ!」


「火神くん!

  まず焼かないと…」


「わーってるよそんなこと!!

  誰が生で食うか!」


「あ、すいません…

  今にも生で食べる勢いに見えたので」


「お前の中のオレの認識ってひどくね?」


「そんなことはないと思います…多分」


「おいっ!」



「緑間っちも焼いたらどうっスか?

  試合して腹減ったでしょ」


「ふん!こんな席で食欲など…」


「まあまあ、ほら!

  オレが変わりに焼いてあげるっスから」


「おいっ、黄瀬…」


「遠慮しない、遠慮しない♪」


「おいっ!」


「黄瀬くんこれ、緑間くんが頼んだトッピングの餅です。

  これも入れないと」


「りょーかいっス☆

  トッピングまで頼むなんてーやっぱり腹減ってるんじゃないっスかー

  んじゃ!餅投入しまーす」


「ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「な?な?なんスか?

  どうしたんスか?緑間っち」


「貴様…

  なんてことをしてくれたのだよ」


「え?あ、おれぇ?

  何かしたっスか?」


「今、しただろ!一番してはいけないことを!」


「えぇ?」


「黄瀬くん何をしたんですか」


「してないっスよ!

  黒子っちだってオレのこと見てたでしょー」


「はい…

  ですが、緑間くんがあまりにも怒っているので

  ボクの見えないところで何かしたのかと…」


「見えないところって、となりに座ってんのに何ができるって言うんスか」


「で?何したんだよ黄瀬。」


「だから何もしてないっスよ!」


「しただろう!

  今、貴様は餅をお好み焼きに入れた!」


「…へ?」


「だから!

  オマエは今、トッピングの餅をお好み焼きに入れたのだよ!!」


「あぁーっと…それが何か?」


「ありえないのだよ!!

  餅はお好み焼きとは別に焼き、ころあいを見て投入するものなのだよ!」


「へ?」


「はぁ」


「くっだらね。別にそんなのどーでもよくねぇーか?」


「火神…

  オマエは本当に分かってないな」


「あぁ!?」


「いいか…

  お好み焼きにはそれに適した焼き方というものがある。

  特にトッピングの餅やチーズなどは

  その投入タイミングが味と触感の決めてとなるのだよ」


「はっ!

  別にいーじゃねーかそんなの。

  お好み焼きって言うんだから好きに焼けばいいだろ。

  腹に入ればみんな一緒になるんだからよ」


「ふん!

  これだから雑な人間は嫌いなのだよ」


「んだと!

  雑な人間って俺のことか!?」


「まあ…

  だいたいあってます。」


「繊細な人間でないってことは確かっスね」


「なんなのお前ら!?

  どっちの味方!?」


「オレはいつでも正義の味方っス☆」


「黄瀬くん…

  そのギャグ寒いです」


「え…

  だめっスか?」


「緑間くん。

  よかったら僕のお好み焼きのたねと交換しませんか?」


「なにっ?」


「僕、まだ焼いていないのでこれを緑間くんにあげます

  頼んだのは同じものですから」


「…何のつもりだ、黒子。」


「せっかくなので、

  緑間くん流のおいしいお好み焼きの焼き方を知りたいなと思ったんです。」


「あ!俺も俺も!!

  緑間っちの焼き方知りたいっス!」


「ふん!仕方ないな…

  よこせ!黒子。」


「どうぞ。」


「どんだけ上から目線なんだよ」


「雑な人間は黙っておけ」


「なんだよコラァ!」


「では、これからお好み焼きを焼き始める!」


「お願いします。」


「手術みたいっスね」



「お好み焼きを焼くうえで大事なことは、素早い手さばきにある。

  程良く熱した鉄板に素早くたねを広げる!

  だがこの時、あまりたねを広げ過ぎてはいけない。

  均等に丸く、ある程度の厚みがある方が美しく、食欲をそそる。

  そして、クライマックスはお好み焼きをひっくり返すときだ。

  ……ふん!」


ぐちゃ☆


「程良く片面が焼き上がったころあいを見計らってひっくり返す…

  これが大事なのだよ!

  そして裏面を焼きあげたのちはソース、マヨネーズをかけ青のりと鰹節で完成だ

  鰹節のくねり具合は、食欲刺激することうけあいなのだよ」


キラーン☆



「どうだ。

  分かったか、黒子。」


「はい…。

  緑間くんが不器用だと言うことがよく分かりました。」


「なっ!?

  何でそうなる!」


「いや…

  誰が見たってそうなるっスよ」


「口で言ってるわりにはお好み焼きぐちゃぐちゃじゃねーか。

  形も丸どころかいびつだし、ひっくり返す時にバラバラになっちまってるし」


「んぐっ…

  こういうのは意外と難しいものなのだよ。」


「緑間くん…

  意外と口だけですね」


「何ー!!」


「緑間っち、落ち着いて」


「はぁ…楽に焼いてこーぜ、お好み焼きなんだからよ

  厚みとかトッピングとかんなの適当でいいんだって

  よっと…

  こーゆーのはちゃんと焼けりゃそれで十分だろ」


「手際がいいですね…火神くん」


「あ?」


「マジ、綺麗にお好み焼きが焼けてるじゃないっスか

  厚みも均等だし、何より形がちゃんとした丸になってるっス!」


「そうか?これくらい普通だろ」


「いや、普通に焼けない人の前でそれ言っちゃダメっスよ(笑)」


「黄瀬…

  そこまで言うならお前が焼いてみろ!!」


「えぇ!?何でそうなるんスか!?

  んー…ほら!

  オレけっこう腹いっぱいだし、これ以上お好み焼きなんて入らないっス」


「ああ、だったら俺の頼んだやつ焼いてくれよ

  まだけっこうあるぞ」


「何でここでそーゆこと言うんスか…」


「じゃあ、僕がやってみます」


「えっ?」


「火神くんのを見ていたら僕にも出来る気がしてきました」


「はい?」


「んじゃー、このたこ玉焼いてくれよ」


「分かりました、やってみます。

  ……よっ」


ぐちゃ☆


「はぁ…無理でした。」


「見りゃわかるわ!

  ひどいぞそのひっくり返し方!」


「緑間っちにまさるとも劣らないバラバラ具合っスねぇ…」


「おい。」


「不思議です。

  火神くんを見ていたら、出来るような気がしたのですが…」


「ふん。

  見るとやるとでは大違いなのだよ」


「お前がいうなよ…」



つづく…


今回はここまでです。


あいかわらず長くてすみません!! 

全力で桜井くんですm(_ _ )m



partごとに好きなセリフbest3を載せたいと思います♪

昨日の記事にも追記しておきました。


-好きなセリフbest3-


第1位 アイツ、色々こだわりありまくりだから☆

第2位 緑間と付き合うにはこれぐらい柔軟じゃないと

第3位 えー?まっさかー❤


-次点-

オレはいつでも正義の味方っス☆←超面白かったです(笑)



高尾ばっかりなのは気にしない、気にしない!!

次点に黄瀬がいますし☆




次回は「キャプテンとは…&高尾死す!?編」です☆


ではでは(*^o^*)/~