「保険のプロ」が入らない保険 | かくさん

かくさん

たまに思った事、感じた事を書いています

生命保険で保険料を毎月支払っているのにいざという時に

支払われなかったなんてことはよくあることです。

 

よく見ると保険のパンフレットにはいいことは大きく書いてあるのに

都合の悪いことは隅に小さく書いてあります。

 

 生保レディーの言われるがままに契約をしてしまうと無駄なものに加入してしまう事

が多々あります。

 

私も22歳の新入社員の時、○○生命で、死亡保険3500万の定期付き終身保険

(10年更新型)

65才以降死亡100万の生命保険に加入していました。

 

最近では、無駄な保険の代表でアカウント型保険があります。

 

高機能なアカウント型保険は、定期付終身保険の後継商品として誕生しましたが、

結果として、

定期付終身保険から終身保険までも取り外したような

残念な保険が数多く流通しているのが実情です。

 

しくみが非常に複雑で、加入者にとってはわかりにくく評判もよくないため、

伝統的国内生保も続々と商品の見直しを行っています。

積み立て部分の資金を自由に出し入れできる機能をなくしたり(アカウントでなくなりますが・・・)、

なかには主力商品を定期付終身保険に戻したりする保険会社もあります。

出典 : 三田村 京「生命保険で損をしたくないならこの1冊」 P56

 

アカウント保険のメリット・デメリット

①メリット
アカウント型保険のメリットとしては、

確定した保険に加入するというのではないので、

後で自由に保障内容を変更できる点が挙げらます。

 

必要保障額は就業環境の変化や家族状況の変化によって変わってくるので、

それに合わせて柔軟に保障内容を組むことができます。

 

また、アカウント型の良いところは、お金に余裕があるときに

一時金としてアカウントに資金を追加することができことです。

いわゆる貯蓄機能と呼ばれるものです。

 

アカウントにある資金は必要になった場合、

引き出すことが可能という点もメリットです。

他の金融商品に比べ生命保険の弱点として流動性(換金性)の低さがありますが、

アカウント型保険の場合その点は優れています。

 

②デメリット
アカウント型保険のデメリットとしては、わかりにくい商品であるということです。

 

保険を選ぶ際に重要なのは保障内容を理解して加入するということですが、

アカウント型保険の場合、仕組みがわかりにくく、

どのような保障なのかわからないままお金だけ払い続けている人がたくさんいます。

 

2つ目は、実は 貯蓄性が低い ということです。

 

アカウント型保険のメリットのところで、貯蓄機能があるといいましたが、

貯蓄機能があるのはアカウントに入っている資金だけであり

保障部分は掛け捨ての定期保険になります。

 

したがって、拠出した額にもよりますが

保障が大きければ貯蓄性はほとんどないということになります。

 

最後に、将来の保障額が不確定 という点があります。

 

アカウント型保険は、支払期間満了時にアカウントにプールされた資金で

終身保険を買うことになりますが、アカウントに資金が少ししかないと終身保険を

買うことができません。

 

支払い期間中に支払っている定期保険は更新のたびに保険料が上がるので、

アカウントの資金があっという間になくなることが多いです。

 

そうすると将来の保障がなくなってしまうという危険が大いにあるという点です。

 

このように、アカウント型保険は非常にわかりにくく、

将来の保障額も確定していないので、

 

迷った場合には安くシンプルな保険に加入するのがベストでしょう。