ブログを書いてますから、たいした病ではないのですが、
日本勢、活躍していますね。
今日のお気に入りは安藤選手。
プログラムのために日焼けまでしたとか。アスリート魂ですね。
美白から顔黒へ。
かつて、まったくの逆パターンの流れに着目して
ヒットした商品、思い出しました。
こちらです。ハイチオールC。
72年発売ということは、同い年だ!オレ。
かつては二日酔いや気だるさといった効能が
中高年の男女といったターゲットに受け入れられていましたが、
どうも伸び悩んでいた。
ブランド活性化が求められる状況の中で、
二つの注目すべきトレンドが訪れます。
その①:
ある女性歌手のイメチェンです。
90年代の女王の、顔黒から美白への転身。
時をあわせて一気に美白ブームが訪れます。
その②:
また若い女性をターゲットにしたドラッグストアの台頭。
20代の女性のライフスタイルが大きく変化していく中で、
これを何とか追い風にできないか。
コンセプトをどのように再定義しようか、
思案した結果、次のコンセプトが生まれます。
「しみ・そばかすを内側から直す」
そして、ターゲットを肌に悩む若い女性に絞り込んだのです。
製品自体の成分構成には手を加えなかったものの、
パッケージ・プロモーションのリニューアル、服用量の見直しにより、
これまでになかった売上高を更新。
CT設定のお手本のようなケーススタディですね。
「あれもできる」「これもできる」といったコンセプトは、
差別化しにくく、次第に衰退する。
むしろターゲットを絞り込んで、誰にどのような便益をもたらすのか、
コンセプトを明確にする。それが結果的に市場を広げる。
安藤選手も大会後は
「この製品を服用するのかな…」と大きなお世話を考えながら、
前半を終えて第四位。
後半の活躍、応援しています!