音楽産業が末期的、
こういうことを言う人は
映画が斜陽と言われた頃を
知っているのか知らないのか。
昭和の時代に
すでにエンタメは斜陽と呼ばれた。
ボクらが生まれた頃には、
終わっていたんだよ、全て。
音楽なんて
いわゆるバブル期とは違う流れの
音楽バブルが来ただけで、
ずっと斜陽だ。
レンタルレコードなんて
カセットのダビングで
販売が落ちるなんて騒いだ頃が
懐かしいよ、ホント。
アニメにしても
今の若い子らが
さも伝説かのように
知ったげに語るアニメも
ほとんどが打ち切り、予算切れ、
そんなモンだ。
特撮ヒーローだって
大したもんじゃない。
全部アナログ、白黒の時代に
終わってしまった商売なんだよ。
もちろん売り上げが
上がったこともあるやもしれないが、
それは単に国が栄えていく中での出来事だ。
いわゆる通常運転は
大儲けするような類ではないし、
もとより個人商店の集合体だぞ。
月島をもんじゃ産業と呼ぶかね。
音楽産業、
ボクらはMTVのおかげと
そんな風に考えてたね。
産業ロックが大流行した頃さ。
産業と呼ぶには
ちょっと色々曖昧だし、
世間がよく言うビジネスモデル、
わかって言ってんのかね。
アパレルが金を出し、
ファッション雑誌でリードした
古いけど最近じゃストリート系なんて
その類だよな。
広告業の一環だぞ、
音楽ソフトの制作・販売は。
そもそも産業と呼ぶとするなら、
レコード会社、
流通問屋、
小売店、
ここのノルマにソフトをあてがう、
これが音楽産業だぞ。
良いモノを作り出す、
それが使命でもなんでもない。
あくまで消費者であるオマエに
合うんじゃなかろうかと、
とりあえずカタログ作るだけだ。
そして音楽業界の人間は
過去のビジネスモデルなんかに
とらわれちゃいない。
アホじみた話すると、
パソコン利用、ネット配信、
どの業界が1番最先端だ。
音楽業界だぞ。
録音ソフトからハードまで
キッチリ揃えて素人も参入だ。
そんな業界どこにある？
どこにもねーよ。
パトロンを見つけろだと？
冗談を言っちゃいけないよ、
音楽ファンを名乗るオマエらが
パトロンなんだぞ。
率先して金を落とすのが
ファン(音楽ファンも総じて)の義務だ。
極端な話しちゃうと、
音楽なんか誰も売ってない。
音楽という表現を通して
自分を売ってるのだよ。
音楽を売ってるのは広告業界だよ。
この意味はわかるでしょ。
河原乞食がコジキから金を取るかね。
バカげたこと言いなさんな。
音楽ファンを名乗り、
金も落とさずダウンロードは無料の時代？
よくもまーぬけぬけと言ったねぇ。
それっぽい眼レフなんて構えてないで
スマホで十分なんじゃないかね。
金と時間をかけないとじゃなくて、
かかるんだよ。
すき家のバイトにでも例えて
話をすればわかるかな。
おいおい、
十年前の記事かと思えば、
おとといの記事じゃないか。
タイムマシーンは完成したのかい？
ぶわっはっはっは。