それは、とてつもなく未来の話・・・。
あるジャポンという星の物語。そのジャポンという星の
ある町の居酒屋に一人の少年がいた。少年は黙々と
家の手伝いをしていた。少年の母らしき人物が少年の前にあらわれた。

母「あなた、もうちょっとてきぱき仕事しなさいよ!」

母は少しあせっているみたいだった。父も忙しく働いていた。
それもそのはず。今日はここ居酒屋『三河屋』に大事な
お客様がくるのだから。それは少年もうすうす勘づいていた。
だが少年はその肝心のだれがくるかという人物を知らないでいた。

サ「母さん、今日誰がくるの?」

少年は母に聞いてみた。

母「あんた、見たら驚くわよ、きっと」

父「そうだぞ。今日はな・・・」

父が肝心の人物の名前を言おうとしたそのときだった。

ギギー。

扉が開かれる音がした。そしてそこから一人の男が現れた。
一人の男は即座に近くの席に座った。

母「これはこれは!!ようこそ」

少年は親がいってた人物とはこの人のことらしいと悟ったが、
誰だか思い出せずにいた。どうも見たことがある人なのだが。
少年は恐る恐る聞いてみた。

サ「母さん、この人は・・・?」

父「お前、覚えてないのか!?」

母じゃなく父が答えてんじゃん、ってツッコミはいいね。

S「ハハハ、覚えてないのも無理ないか。なにせサブロウと会うのは
10年ぶりだからな。」

どうやら少年の名はサブロウというらしい。

母「この方はS・ウェーデさん。あの能力者ランクSの大物なのよ」
サ「えっ!?」

サブロウは驚いた。
説明しよう。ここジャポンという星には、(次回に続く)



この物語はフィクションです。 きかい文学劇場『クラフト』第一話クラフトとはスウェーデン語で「力」という意味です

モンスターが数々存在していた。

というよりこのジャポンという星の歴史に少し触れよう。



まずこの星ができたのは今から約五千万年前とされている。

生物も空気もない原始な星にチキューという太陽系の星からのロケットが

ジャポンに到着し、チキュウ人がジャポンに、あるカプセルを植えた。

すべての始まりがこのカプセルにあった。


このカプセルには植物や生物、大気や空気など、人が住める星に
プログラムされているものだった。しかも一ヶ月で。一ヶ月たつと、
ジャポンは大気ができ酸素や植物もありと、環境のよい星になった。

やがて雨が降り海ができ、地盤も現れ、島ができた。島には
もちろん植物や進化した生物があらわれるようになった。問題は
ここからだった。


カプセルのプログラムされていた「生物」という
名目の種類が「モンスター」であったのだ。つまり人類ではなく
モンスターたちが住む星になったということだ。

それに気づいたチキュウ人は、一刻も早くと、対応策に、
モンスターをやっつける戦士たちを派遣する。その戦士は
モンスターの保護を計った。


だが、一部のモンスターは反抗心を示し、戦士たちを殺してしまうものすらいた。

一方性格のよいモンスターたちは、モンスターの楽園と称される星に送られた。
性格が悪いモンスターの対抗策にチキュー人は新たな発明品を生み出す。それは、

サ「能力者Sランクって!?あの??」


母「そうよ。あなたもいろいろ話を聞かせてもらいなさいよ。」

S「いやいや、何もためになる話なんてありませんよ」

ウェーデは、恥ずかしそうにサブロウの母に言った。

父「今日はいったい何のようなんだ?おまえがくるなんて珍しいじゃないか」

S「ははは。確かに。じかに本題に入ろう。お前の店のことだ」

ウェーデはマジな顔になった。父も母もそしてサブロウも真剣になった。

S「限界がきてるんじゃないか?」

サ「限界ってどういうこと?」


サブロウは真っ青な顔で聞いた。

父「お前には黙っていたが、この不景気で、うちも
家計が赤字なんだ。もしかすると・・・」

サブロウはその後の父の言葉を悟った。

S「つまり、この店の危機だろ?だからいい情報をもってきたのさ」

父「いい情報?」

S「あぁ。このジャポンのどこかに財宝『レインボー』がある。
それを手に入れれば、大金を手に入れることと同じだ。」

父「レインボー?聞いたことないな。大金っていくらだ?」

S「・・・およそ五兆バグだ。」

父も母もサブロウも唖然となった。

母「そ、そんなに・・?」

S「そうです。そいつを手に入れれば、救われる。どうです?」

父「どうですって誰がそれを探しに行くんだ!?」

ウェーデはサブロウのほうを向いていた。

サ「えっ?俺!?」

母も父も最初は困惑していたが、サブロウ本人は

サ「いきたい」

と意志があったので、いかせることにした。

父「元気でな」

母「ばいばい」

サ「じゃね」

質素な家族だ。サブロウは身支度をして、出かけた。
家を救うために旅に出た。ウェーデも店を出た。

S「待て、サブロウ。これを持ってけ。」

ウェーデは、三つの物をサブロウに託した。

S「今度会うときは、俺をびっくりさせてくれろよ」

ウェーデは去っていった。三つの物とは、



この話はフィクションです。

ジャポンの地図と、本一冊とお茶だった。
サブロウにはこの3つがなんなのかすぐにわかっていた。


では説明しよう。前々回の続きだが、凶悪モンスターの対抗策に
チキュー人が開発したもの。それがお茶である。ただのお茶ではない。
ある物質から作り出された、飲むと特殊能力がみにつく変わったお茶だ。


たとえば「炎茶」というものを飲んだら、飲んだ者は火を吹いたり

、「炎」に関する技を出せたりすることが可能となるのだ。

つまり戦うための戦術品といったところだろう。

ただし、この珍しいお茶は一種類しか飲めないらしいが、
いまだになぞに包まれている。もちろんどこにあるのかもわからない。

その珍しいお茶をサブロウはもらったのだ。サブロウは自分も
能力者になれるという未知なる喜びが興奮を呼び起こした。

サブロウはお茶を飲んだ。


そのお茶は「鉄茶」だった。鉄の能力者になった。

一冊の本には鉄を使ったあらゆる技についてが緻密に書かれていた。

サブロウは三分で熟読して勉強した。

ジャポンの地図には赤く×が書かれていた場所があった。そこが
「レインボー」の位置する場所なのだろうか?

また期待を胸にサブロウは旅した。

道に沿って歩くと、町に入った。今日はここのカプセルホテルで寝ようと思ったそのときだった。


「お前、能力者だな?」

一人のモヒカン野郎が話し掛けてきた。ちょっと恐いやつだ。

サ「なんで俺が能力者だと・・・」

そのとき男は手をサブロウに向けた。

サ「なっ!?」

度カーン!!!!!

もくもくも区。

「フン、能力者など消し去るのみだ。」

実はサブロウに手を向けていたモヒカン野郎はサブロウを守っていた。

ビームを撃ってきて「消し去るのみだ」
と言った真犯人は、サブロウの背後にいた。

「お前は、凶悪モンスター「テレカ」だな?」

モヒカン野郎がモンスターらしきやつに、話し掛けた。
そいつは確かに体が四角く、人間じゃないことは誰が見てもわかった。

「フン。いかにも。俺は携帯電話の普及率増加によって生まれた
テレホンカードの怨念、「テレカ」だ。お前も能力者か!?」

「そうだ。俺はお前らをやっつける使命がある。」

「たわけたことを。くらえぇ!『105分の長電話』!!!!!」

モンスターは体から奇妙な目に見える音波を出していた。

「・・・そう。でねぇ、うちの彼氏さぁ・・・」

「はい。そちらの件でわが社は・・・」

「ただいま留守になっております。ぴーという音の・・・」

「くそっ!こういうくだらない意味のない電話でよく聞く

会話は大っ嫌いなんだぁぁああ!!!!」

モヒカン野郎は狂った。モヒカン野郎は顔を真っ赤にすると
手のひらをモンスターに向けた。

「シネェ」

簿コーン。度カーン。

「何っ?なぜ、音響攻撃が効かないんだ!?」

モヒカン野郎が出したビームはテレカにあたり度カーンで簿コーンした。
要はぼこした。

「くっ。ぐはーー。ちきしょーー!最後に、テレホンカードは折り曲げたり
、汚したり、磁気に近づけたり、裏面への印刷などはしないでくださーー

ーーーーい!!!」

テレカは消えた。

サ「いったいなんだったんだ?てかあなたはいったい?」

「俺か?俺は



この話はフィクションです。




タ「俺の名はタリモ。凶悪モンスターをこのジャポンから

除去しようと活動を行っている。」

サ「へぇ~。そうなんや」

タ「お前いつから関西弁使うようになったんや?」

サ「今や」

タ「そうか」

会話が三秒途切れたあと、サブロウは自分を自白した。

タ「ほぉ。そんな宝があるとはな・・・」

サ「まさか、あなたもその宝を狙ってるんじゃぁ!?」

タ「んなわけねぇだろ。俺は別に興味ねぇし、おまえんちをつぶそうとも思っちゃいねぇよ」

サ「そうですか。よかった。じゃ俺はこれで」

タ「おい、ちょっと待て。お前あの事件を知ってるのか?」

サ「あの事件?」

タ「あれは絶対今年10大、いや三大ニュースにはいるぞ。」

サ「なんなんですか、その事件って」

タ「『トーキョー・ウホウホ事件』だ。」

サ「(笑)なんなんですか?」

タ「馬鹿め、笑ってられなぇぞ。この事件のせいで、
俺たちトーキョー国民は、ほかの国に出られなくなったんだからな」

サ「えっ!!??」

サブロウは気をとられた気がした。

サ「じゃあ、一生、この国にいろって事ですか!?」

タ「いや、そうでもねぇ。ある条件をクリアすれば、
パスポートをもらえるんだが・・・。」

タリモは険しそうな顔をした。

サ「・・・、その条件とは?」

タ「ミナト・シナガワ・オオタブロックのボスを倒すこと、そして

トーキョー最強四天王をやっつければ行ける」

サ「トーキョー最強四天王?」

タ「今は気にしなくていい。それより三人に勝てるかがカギだ。
この俺だって、一度敗れたからな」

サ「えっ!?そんなに強いんですか!?」

タ「あぁ。女だから甘く見ていたが、すきをつかれた。とにかく
最強に近い奴らだぞ」

サ「よぉ~し。俺も修行して強くなるぞ」

タ「ちなみにこのミナトブロックのボスは、テンズオブガーディアンという軍団を一人

ずつ倒さないと戦えないらしいぞ」

サ「えっ!?」

すもももももももものうち?たりもももももものうち?←新早口言葉。

サ「じゃあそのメンバー全員と戦わなきゃ」


タ「いや、あまり慌てなくてもいい。この町にいるからな」

サ「うそぉ!?この町に?」

タ「そうだ。実は俺はシナガワのボスにやられて、ミナトエリアにやってきたのだ」

サ「やっぱ甘くないんだなぁ。よ~しがんばろっ!って今の話あんまつながりないじゃん」

タ「うるさいっ!ところでお前能力者ランクいくつだ?」

サ「えっ!?何それ?」

タ「はぁ!?おまえそんなこともしらねぇのか?」

タリモがあきれながらも説明しようとしたそのときだった。

「キャーーー」

「こっち向いてぇーーー」

「○○ちゃーーーん!」

オバタリアンと女若者軍団が波のように押し寄せ、サブロウはまきこまれて流された。

サ「うわーーーーーーー」

サブロウがようやく一人でたつことができた。
いったいなんだったのか。そう思いながらも周りを見まわすと、そこは



この話はフィクションです。

市営プールみたいなところだった。
屋外でいかにも冬場はプランクトンが浮いてそうなところだった。
五十メートルプールがでかくメインのようにあるプールだ。
そこにはたくさんの人がいる。どうやら今日ここで大会があるらしい。
ちなみに実を言うと今は夏である。

ザワザワ

「さぁ、締め切りまであと五分だよ。よりすぐりの賞品や参加賞もあるからねぇ。
みんなもぜひ参加してね」

サブロウはこの声につられ、テーブルの役員に話しかけた。

サ「あのぉ~、これって何ですか?」

「あぁ、これはここカイガンシティー名物の『カイガン水泳大会』よ。どうあなたも参加する?」
サブロウは優柔不断ではないから、

サ「出場します」

あっさり引き受けた。エントリー番号の札がついた水着を受け取り更衣室に行った瞬間だった。

サ「あれ?あなたって!?」

ナ「おや、ばれちゃったか。」

サブロウの前にいる五人組。それはSMOPだった。
さっきのオバタリアンはこのグループのファンであったのだろう。
SMOPといえば、「赤い稲妻」や「キュウリ」などのメジャーな曲で知られる、人気アイドルである。
実は歌がうまいのに下手な歌演技で有名なSMOPのリーダーナガイにサブロウは気づいたのだ。

ナ「君も出場するのかい?がんばってね」

サブロウはうれしさと驚きで言葉が出なかった。
すると横から、一ヶ月前、自転車をスピードの出しすぎで壊してしまったと報道されたイマガキが現れた。

イ「あんまり、無理しないほうがいいよ。
勝負ってのは勝てればいいってわけじゃない。楽しむことが先決さ。フッ」

ちょっとナルシストはいってるかも。
隣で本を読んでる男もスモップのメンバーである。実はサブロウは
SMOPの中でこの男の大ファンで会ったりする。
サブロウは近づいて声をかけた。


サ「アン



この話はフィクションです。

サ「ニョんハセヨ!!」


サブロウは元気に挨拶した。これはスモップのメンバー
チョナンカーンが考えた「こんにちは」の意味の作り言葉である。
三年前に流行語大賞を取った。


チ「アンニョン!」

予想外のチョナンの言葉にサブロウはうれしすぎて緊張した。


サ「あのぉ、何の本を読んでいるんですか?」

チ「これは、僕の必須アイテム。ベラベラブックさ。君も読むかい?」


サ「えっ!?いいんすか?」

サブロウも一緒に本を眺めた。本には怪しげな言葉がうようよ書かれていた。ちょっとひいた。
チョナンカーンの後ろで髪型を念入りにセットしたのは
同じスモップのメンバーつい最近メンバー内でいち早く結婚したモクムラだ。
しかし時間もないので次言ってみよー。
最後のメンバーはちょっと変わった背の高いダンディーの男だった。
スモップの中で一番お笑い系といわれるセンコウだ。
そのときアナウンスが流れた。


「選手の皆さんは開会式が行われますので
全員プールサイドに出てください・・・」

みな、大勢がプールサイドに出た。
主催者や役員みたいな人たちがテントから出てきて挨拶をはじめた。


「開会宣言。主催者、オアフクラブ会長、イタリアンパワードより
お願いいたします」

パ「え~今日は、晴れていて、泳ぐにはもってこいというぐらいいい日になりました。

みなさん、精一杯がんばって、自分のタイムを越えてください。初めて出る方もいい記録を作ってください。

[オアフクラブ会長 イタリアンパワード]」

「ありがとうございました。続きまして、今回の大会の審判長を務めます、

イタリアングレネードより注意事項です。」

グ「え~、大会運営にあたりまして次の行為を守ってフェアプレーで
大会を行ってください。まず、プール内では立たないこと、立った場合は失格となります。
またプールサイド内には飲食物持ち込みは禁止です。三階テラスでお願いいたします。
選手は出る競技の一種目前には召集場所に集まるよう願います。
続いて、競技についてですが競技の種目ごとに一位二位の二人が予選を突破し
決勝戦を行います。決勝での優勝者はトーキョー大会への切符を
手に入れられるのでがんばってください。
その他注意事項は掲示しておくので各自見てください。[オアフクラブ社長 イタリアングレネード]」


「ありがとうございました。続きまして準備体操を



この話はフィクションです。

(サ=サブロウ、ナ=ナガイ、イ=イマガキチ=チョナンカーン、モ=モクムラ、セ=センコウ)

「を行います。体操の隊形に開いてください。」


みんながラジオ体操第六をやっているころ、スモップは五人で打ち合わせをしていた。


ナ「おい、結局何出るんだよ!?」


どうやら本番当日に種目を決める気だったらしい。


イ「ここは正々堂々じゃんけんをするべきじゃないかなぁ」


モ「おい、それで苦手な種目にあたったらどうすんだ!」


イマガキのニヒルな言葉にモクムラが反撃した。


セ「まぁまぁ、じゃあそれぞれ何をやりたいか決めてそのあとでかぶったらじゃんけんはどう?」


一番まともな意見だった。しかしこの四人はまったく
準備体操をしていないのに対し、一人だけはまじめにやっていた。


チ「ごぉ、ろぉく、しぃち、はぁち・・・」


ナ「おい、お前も話に参加しろよ(笑)」


チ「ソウダネ。」


セ「じゃあまずは、『クロール』に出たい人は!?」


ナ「はいはい、おれおれ、俺やりたい!」


セ「じゃあナガイに決定ね」


以下長くなるので省略。結局、『クロール』はナガイ、『平泳ぎ』はイマガキ、『バタフライ』はモクムラ、『背泳ぎ』はセンコウ、『宝捜しゲーム』はチョナンカーンになった。そのころ体操も終わった。


サ「そういや、俺は何に出ればいいんだろ?」


ノリのような感じで、参加したサブロウにとって初めてだからよくわからなかったのである。

けどサブロウはあっさり、『クロール』に参加することに決めた。


「ただいまから、試合を開始します。1『平泳ぎ』→2『バタフライ』→ 3『宝捜しゲーム』→4『背泳ぎ』→5『クロール』です。平泳ぎ、バタフライに参加する方は召集場所にお集まりください。」


ぞろぞろと参加者が集まった。




この話はフィクションです。