神戸を舞台にしたグルメミステリー、拓未司『禁断のパンダ』（上、下 宝島社文庫）、同『蜜蜂のデザート』（宝島社文庫）を読みました～。
八幡通、山幹、乙仲通、ハーバーランド…、地元民なら知ってる地名が続出です。第６回「このミステリーがすごい！」大賞を受賞したこの作品を書いたのは元シェフ。そして小説の主人公は、ビストココウタのオーナーシェフ。
読みどころは、謎解きだけでなく、美味しそうな食べ物の描写です。
文体もユーモラス、文庫の表紙もとっても可愛らしいのに、かなりオゾマシイ事件が起こるので、グロいのが苦手な人には勧められないかも！
『禁断のパンダ』の３年後を描いた『蜜蜂のデザート』。今度はスイーツがテーマです。
こちらも美味しそうなスイーツの描写や、ビーナスブリッジや阪神御影など馴染みの地名が出てきます。ミステリーにからむのは食中毒やレシピの盗作など、食をめぐるエトセトラ。
『禁断のパンダ』のようなグロさはないけど、ストーリー展開は『禁断のパンダ』よりも小ぶりかな～。
普段自分がしゃべっているような、ポンポンと遠慮えしゃくない関西弁の掛け合いに乗せられて、スルスルとあっという間に読んでしまいました、本屋さんで見かけたらちょっとお手にとってみてくださいね♪
いいネ西宮
アマゾン 拓未司『禁断のパンダ』