2026年8月28日、米国のジャクソンホール会議でウォーシュFRB議長が講演しました。就任後、初めての講演です。

「インフレ率が目標の2%に向かっているとの確信が得られなければ、FRBにはやるべき仕事がある」

追加利上げに含みを持たせた発言と受け止められ、市場が織り込む次回会合での利上げ確率は40%から60%へ上昇しました。

今月上旬は「利上げは遠のいた」という見方が主流でしたから、3週間で逆向きに戻ったことになります。

この記事では、こうしたニュースを見たときに私が確認している3つのことを書きます。

 

1. どこの国の金利の話か

いちばん最初に確認するのは、これです。

「利上げ」と聞くと、なんとなく身構えます。でも今回のニュースは、米国の金利の話でした。

日本の金利の話ではありません。ここを分けずに読むと、関係のないことで不安になります。

ややこしいのは、今は日本のほうでも金利の話が出ていることです。日銀が9月に利上げするのではないか、という見方が8月上旬から続いています(2026年8月時点の話です)。

日米が同時に動きそうな局面なので、余計に混ざりやすい。だから最初に「どっちの話か」を確認します。

2. 自分の何に効くのか

分けたあとは、それが自分の何に効くのかを見ます。

  効いてくる先
日本の金利(日銀) 住宅ローン、預金金利、日本の債券、銀行株
米国の金利(FRB) 為替(円安・円高)、外貨建ての資産、米国株

50代の家計に直接効くのは、左です。住宅ローンが残っている方、預金が多い方は、日本の金利のほうを見ることになります。

米国の金利は、為替を通じて間接的に効いてきます。外貨建ての資産を持っている方は、こちらです。

私自身は今回、円建てと外貨建ての比率だけ確認しました。金額は動かしていません。比率がどうなっているか知っておく、それだけです。

ちなみに私が米国債を買ったのは、会社を辞めた直後でした。当時のブログにこう書いています。

とりあえず来月から失業者になりハローワーク行ってる間は、退職者向けの3ヶ月の定期に入れてNISA積み立てして、トランプ大統領の政策見て行こう!米国債少し買ってみよー

「買ってみよー」です^_^ この程度の温度で始めました。えいやで全額動かしたわけではありません。

3. 3週間で、話は一周する

3つ目が、いちばん大事かもしれません。

今月の流れを並べてみます。

日付 何があったか 市場の受け止め
8/7 米雇用統計が2.3万人減(予想は8万人増) 「利上げは遠のいた」
8/10 日経平均が1,363円高 利上げ観測の後退が好感される
8/28 ウォーシュ議長が利上げに含み 「やるべき仕事がある」
8/28 利上げ観測が40%→60% 逆向きに戻る

3週間で、話が一周して戻ってきました。

もし8月上旬に「利上げは遠のいた」と考えて動いていたら、3週間で考えを変えることになっていたはずです。

私はこういうのを見るたびに、当てにいかなくてよかったと思います。25年やってきて、こういう往復を何十回も見てきました。そのたびに動いていたら、手数料だけでかなりの額になっていたと思います。

4. やらなくていいこと2つ

最後に、この週末にやらなくていいことを2つ書きます。

1つ目は、日曜のうちに決めなくていいということです。

来週は米国の指標が続きます。9月1日にISM製造業景況指数、2日にADP雇用統計、4日に米雇用統計。**まだ何も出ていません。**出ていないものについて、日曜に決めることはできません。

2つ目は、利上げのニュースで持ち株を見直さなくていいということです。

金利が動いても、あなたが持っている会社の中身は今日何も変わっていません。変わったのは、それを見る人たちの見方のほうです。

先週も同じことがありました。エヌビディアの決算は3日間ずっと同じ内容でしたが、株価の評価は上下に振れ続けました。

この週末に、5分でできること

やらなくていいことばかり書いたので、最後に「やるとしたら」を書いておきます。

私がこの週末にやったのは、2つだけです。

  • 円建てと外貨建ての比率を見る(金額は動かさない)
  • 来週、持ち株に決算や発表がないか確認する

どちらも5分で終わりました。終わったら、あとは家族と過ごしています。

順番は、健康があって、家族と友人がいて、その上にお金です。私はこの順番だけは間違えないようにしてきました。

感謝致します^_^


出典