次に診断されるまで非常に長い時間がかかったのですが、深部子宮内膜症の話です。

私は20代後半くらいから時々肛門の奥がツキンと痛む事がありました。
肛門ではなく、肛門よりもちょっと奥の部分です。

そこを下から杭で突き上げられるような
ツキーンとした痛みが時々起りました。これが起きると痛みの間はしばらく動けないほどでした。
でも数分で治まるし、本当にたまにの事だったのでたいして気にしていませんでした。
しかし何かのきっかけで同僚も同じ症状があるという話になり(同僚も私と同い年で出産経験なし)
不安になったので簡単にインターネットで調べてみたところ、肛門の筋肉痛というページが一番上に出ていたため、
これだろうと安易に納得して安心し、そのまま5年以上放置してしまいました。

その後、同僚が不妊治療を開始した際に婦人科で、生理中にそのような症状があるのは
子宮内膜症の可能性があると言われたと教えてくれたので2人で検査を受けることにしました。

同僚とネットで検索した子宮内膜症に強い病院の中から行きやすそうな大学病院を選び
行ってみることに。

ネットで詳しく調べていくと、ダグラス窩という所に内膜症病変があると肛門痛や排便痛が
おきるとのことで、言われてみればいつも生理の時に肛門痛が起きていました。

自分が生理不順なのもあって
余計気づくのが遅れてしまいました。元々生理不順なのを放置していたのも良くなかったです。
そして、大学病院の診察予約までかなりの期間が開いていたので心配な私はまず近所のかかりつけの婦人科の先生に
内診してもらいました。


ここ数年は半年に2回ほど定期検診を受けたりしていたのですが、今回も子宮はとても
綺麗で内膜症などないですよ、多分冷えからきているのではないでしょうかと言われました。

でも、エコーと内診だけだったし、MRIを撮ったりした方が良いのではないだろうかと
いうのもあって、予定通り予約をとった大学病院で診てもらいました。
自分ではダグラス窩という所に内膜症があるのではないかと先生に訴え、MRI検査をしてもらえないか
お願いしてみましたが、先生は内診とエコーだけしてやっぱり内膜症ではない、よく診たから間違いはない、ただの冷えからくる痛みだと思う
と言い切りました。

それも食い下がったのですが、それなら腫瘍マーカー検査だけはしてくれることになりましたが、
MRIは無駄として結局受けさせてもらえませんでした。そして腫瘍マーカーの結果、数値も異常はなく
子宮内膜症はないと断言するとまで医者に言われたのでこの病院での診察は終わってしまいました。2つの病院で冷えと言われたし、もうそうなのかなと自分を納得させてしまいました。


この時、きちんと調べなかったことを半年後、ものすごく後悔する事になるのですが、
それはまた次回。