私たちの街は昔利根川が流れていた場所だったかも。

 

街の周りは田んぼだらけの平野、遠くに山の影

埼玉県東部の里は、山里ではなく川原の里なのです。

 

利根川の流は、高い山の一滴から沢を下ってダムを通って川へ下るというのが普通ですが、埼玉県東部を流れる利根川水系の支流河川の中には、平野で始まる川が何本もあるのです。しかも江戸時代に、多くは田んぼを作るために農民の手掘りで作られたなん十本もの用水路や排水路や川がある所なのです。

 

田んぼの橋の上流は市や町の管理の排水路で○○落(おとし)や○○悪水路などの名前で橋の下流は国が管理する一級河川で○○川となるのです。橋の下を通過した同じ水なのに川として始まりを示す起点の石碑が多くあります。

このように管理する行政によっても名前が変わります。さらに上流の地域や下流の地域では昔からの呼び名があるなど人々の生活に根差した名前が残ってる川もあります。

私は、山里や里山のようにメジャーでない、絵になりにくい川里や里の川、里の川原の魅力を探しながら子供たちや一般の人たちにもわかりやすいような川の魅力や個性、歴史などを紹介出来たらいいなと思います。

私にとっては今日が起点のブログです。

専門的な本のような知識はないので、自分の目で確かめたときの物好きなお話を勝手に書きたいと思います。

ちなみに私の勝手に思う埼玉県東部は行田市、羽生市、加須市、久喜市、蓮田市、

白岡市、幸手市、宮代町、杉戸市の市や町です。

いわゆる加須低地、中川低地周辺の市や町です。

 

埼玉県内の起点で東京湾まで流れる川は荒川とこの中川です。

荒川は山の一滴からですが、この中川は羽生市の街はずれからの始まりです。

ちなみに水源は街の中を流れる宮田落(おとし)という排水路ですが葛西用水路の下を潜り抜けたところが中川の起点つまり始まりです。