<9月購入雑誌>

※「週刊女性」2022.10/4号(9/23・九州遅れ発売)新しい地図表紙

〈特写〉新しい地図、僕たちが歩んだ5年間

※「週刊女性」2022.9/20号(9/9・九州遅れ発売)はっぴょう会

※「月刊 ザテレビジョン」11月号(9/22・年間購読)連載:お気楽大好き!

※「JUNON(ジュノン) 」11月号(2022.9/21)新しい地図 5th Anniversary

※「週刊文春WOMAN vol.15」22年秋号(2022.9/21)

■三谷幸喜×草彅剛×香取慎吾 3人集まれば舞台の話

大満足の対談記事、興味深いし面白い。

三谷さん「90歳になったときの草なぎさんのイメージが湧くんですよ。たぶん今のまんま」って、確かにと思う。(笑)

ラスト剛くんの言葉「役くださいよ、役を!」に笑ったけど、三谷さん是非お願いします!

 

 

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’22.9月読書記録

初読(4)+再読(2):6冊

読書メーターより 

 

9/29【通夜女 (徳間文庫)/大山淳子】

(再読)文庫化(’22.9/15初刷)購入で読み返し。

2019年の単行本初読時には通夜女が実際にいても不思議ではないと感じたけれど、今のコロナ禍では通夜女が実在するのは難しいだろうと思う。

通夜女を名乗る老婆の信念が見事、小夜子の祖母トキばあの厳しい愛と母親の想いも沁みる。

折り紙エピ好きだけど太陽くんのことが悲し過ぎる。

六年後ケーキ屋さんとの再会ジーンとする。

ラスト痩せた犬が“生と死がすべてのものに平等に与えられるのを知り、おだやかな気持ちになっている”そんなふうに見えた、というところが印象深い。

 

9/24【そして誰もゆとらなくなった/朝井 リョウ】

ゆとり三部作完結、見事なタイトル。(笑)

 “ゆとりとか言っていられない年齢になった。“って、でしょうね。

今回画像が多くて、説明書きも面白い

尾籠な話は正直好みではないけど、仕方ないことではあるし..(^^;

とにかくまた笑ったー。

 

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〔宮部みゆき作品の現代ミステリは全て読んでいるけれど、時代物とファンタジーは読み逃した過去作品もあり、遅ればせながら今月ぼんくらシリーズを初読み。〕

 

9/21【おまえさん(下) (講談社文庫)/宮部 みゆき】

ぼんくらシリーズ読み応えあった。

弓之助の謎解き、話の進め方や聞いている人たちの反応でもわかりやすくなっていて納得。

おきえは上巻で見せていた顔とは違うことがわかり、政五郎同様嫌な気分がなくなった。おでこが幸せで良かった。

弓之助の兄淳三郎登場が愉快。丸助への花売りの助言素敵。

身投げして助かったものの「これからどうしたらいいんでしょうか」と泣くおしんへの本宮のご隠居様からの言葉「学問をしなさい」がとても印象的。

9/15【おまえさん(上) (講談社文庫)/宮部 みゆき】

ぼんくらシリーズ3作目。

冒頭お徳さんさんは何をしているのかとまず引きこまれた。斬り殺された亡骸の人像が消えずに残っていたのはオカルト的な感じかと思ったら、血が固まりやすい薬、なるほど。

身元不明の死人と生薬屋瓶屋の新兵衛殺しの下手人は同一と断言する本宮のご隠居様凄い。

本筋と別の仙太郎の事件、おでこの生い立ち、弓之助の家事情等もあり、とても長いけれどスムーズに読める。

過去が明かされても謎が増え、下巻へ。

 

9/12【日暮らし 下/宮部 みゆき】

葵殺しの下手人は下巻序盤でのおでこの言葉「佳い匂いがしました。」で予想した通り。その人物と湊屋との関係が明かされるのかと思ったのは違ったけれどなるほどの展開

弓之助とおでこが過去に同じような手口の殺人がなかったかを調べて葵殺しと繋がったことに納得。 平四郎が明るく立ち働くお六の姿を眺めながら唐突に胸をつかれ葵を哀れに思った場面ジーンとした。

湊屋の事情が前作「ぼんくら」からさらに不快だけど、平四郎が宗一郎を見送るとき気がついたことを総右衛門こそ感じて欲しいと思う。

9/9【日暮らし 上/宮部 みゆき】

「ぼんくら」の続編

 1話目おでこ、2話目佐吉とお恵、4話目お徳、それぞれ気がかりごとに折り合いがついて安心したし、3話目は葵が悪い人間ではないとわかり良かったと思っていたのに、5話目「日暮し」で大変なことがおこり下巻へと続く。どうなるのかドキドキ。

官九郎悲しい。

 

9/7【ぼんくら(下) (講談社文庫)/宮部 みゆき】

弓之助がうどん粉でとった正次郎の歯形が役立ち、剣術の稽古の成果も発揮され、仁平が捕まった場面が爽快。弓之助は上も下も雨だけどがんばった。厳しい剣術の師匠の言葉印象的。

湊屋総右衛門はひとかどの人物といえるのかもしれないけど嫌な感じ。スッキリはしないけど、平四郎の呟き「結局、これでおつまりだな」は仕方ないことだと思う。 おくめさん...悲しい。

9/5【ぼんくら(上) (講談社文庫)/宮部 みゆき】

5話拝む男の途中まで読んだ時点では、鉄瓶長屋の差配人になった佐吉は次第に認められ長屋を盛り立てていく展開かと思っていたのが違っていて、どんな裏があるのかと物凄く気になり下巻へ。

おくめのように意外にも良い人キャラ好き。単なる我儘娘ではなかったみすずも好感持てる。

明るい変わり者弓之助の登場楽しい。

 

9/2【落日 (ハルキ文庫 み 10-3)/湊 かなえ】

(再読)文庫化(’22.8/18第1刷)購入で読み返し。

解説に記されている著者インタビュー「再生に繋がる一日の終わりもあるんじゃないかと思ってこのタイトルにしました」とのこと。本作は辛い部分が多いけれど、ラスト感動的な青いマグカップ、香の決意が清々しくて、タイトルに肯定的な思いがこめられていることに納得。

大畠先生の器の大きさと、高飛車のようで実は思いやりがある正隆が好き。