「この間は、不用意な発言で気分を害させてしまってごめんなさいバル…」
バルタン
「すでに数年前の訃報をつい昨日のことのように言ってしまって――」
木場(ホースオルフェノク)
「いえもう気にしてませんよ。頭を上げてください」
「いや、それにしても良い姿なのだ」
ベリアルパパ
「箱絵を見た時は武器を持った姿しかなかったので、嫌な予感がしたが、杞憂だったのだ。改めてよろしくなのだ」
木場
「…ここは、人間もオルフェノクも平和に暮らしている世界なんですね。僕、木場勇治って言います」
ベリアルパパ
「うむ。……木場クンの掌動ボディの話を詳しく聞きたいところなのだが――」
ベリアルパパ
「……それについては、あっちにおる観察者に任せたほうがいいのだ」
木場
「え?」
バルタン
「ニパ?」
サーチャールールー
「……気づいていましたか」
ベリアルパパ
「なのだ」
サーチャールールー
「……お気使いありがたいのですが、わたしの観察は正午ごろですので。今は時間外です」
ベリアルパパ
「んむ。であるか。……ということは……」
サーチャールールー
「…明日の観察対象は決まりました。るー」