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良くぞ聞いてくれました。
私が今まで見た中で、最もテンションの上がった動物。
それは、ロバ!!!!!
なんだロバかよと思いましたか。
普通のロバじゃないですよ、もちろん。
上野動物園には昔、世界で初めて入れ歯をいれたロバがいたそうです。
が、それじゃあないです。
私のテンションをあげてくれたロバは、メキシコのティワナにいたロバちゃんたち。
しかも動物園ではなく、メインストリートに何頭もいました。
でも、放し飼いではありません。
そのロバは、これだっ!!
・・・・いいえ、違います。
これはシマウマではありません。これはロバです。
THIS IS A DONKEY
もうちょっと寄ってみましょう。
おっと、おっちゃんに感づかれました。
「シャシン、シャシン」
と言って寄ってきます。
メインストリートにあるお店にいるおじちゃんたちは、
「腹切りプライス」
「ちょっとダケ、ちょっと見るダーケ」
「アメ横よりヤスイ」
と言って、おいでおいでしてきます。
本当に「腹切りプライス」ってどこのお店行ってもいわれます。
でもその「腹切りプライス」は値切ると値切れます。
日本人における腹切りとは違う腹切りなんでしょうね。
さて、本題はこのロバ。
そうです。お察しの通り、このロバ、しま模様が書かれているんです。
全身ペイントされているんです・・・ヨ!!すごくね?!!
想像してみてください。
あっつい土地。砂漠地帯。閑散としたひたすら真っ直ぐなメインストリート。
怪しげなおっちゃんたちが客引きしてる。
遠目からこ見ると「なんかウマっぽいのが派手に装飾されてんな」ってなります。
ロバはたいてい背中にカラフルな布を掛けられて、背景(たぶんベニヤ板)しょってるので、やたら目立ちます。
で、「いやシマウマがメキシコに居るってどゆこと。実は名物?」と思って近寄っていくと、
「あれ、シマウマってあんなだっけ?」と違和感にクビをかしげたくなります。
目の前までくると、完っ全に顔に違和感のあるシマウマ。
「シマウマってもっとシュッとした顔してなかったっけ?」
よく見たら、地の色見えちゃってる様な雑なペイントが施されていて、
「これロバだ!!シマが書かれてるんだ!!」
って分かったときの衝撃ったら!あーた!!
口押さえて、「う、うそでしょ・・・!!」ってなっちゃったわよ、あたし。
ツッコミどころは多すぎて語りつくせません。
確か12ペソくらいでロバに乗ってメキシコ帽子かぶって写真撮れます。
おじちゃんが「10ペソ」とか「14ペソ」とか通るたび違う金額提示してきてました。
完全に素通りした。
ちなみに上野動物園の総入れ歯ロバは一文字号という名前で、ポップコーンを噛み切れずに飲み込んで
喉につまらせて本気で死にかけたので、入れ歯を作ってもらったそうです。