桃国民健康保険(以下、国保)は、万一病気やケガになってしまったときに、医療費の一部(一部負担金)を支払うことにより安心して医療を受けられるよう、みんなで保険料を出し合って助け合う制度です。

 

 

桃国保は生活の拠点としている場所で加入することになっています。

 

 

 

 

 

桃国保は、原則として1年以上海外に滞在する場合、国民健康保険は脱退することになります。1年未満の滞在の場合、国保を脱退することはできません。この場合、海外で病院にかかったときには海外療養費を申請することができます。

 

 

ということなので、数年前に海外転出届けを提出していて、国保がない状態です。

 

 

 

前回の一時帰国の際に、困ったことがあったのでそれを備忘録として書きます。

 

 

 

カメ

 

 

 

一時帰国の際に、歯科や病院に行きたいとき国保がなければ、全額負担になります。

 

 

住民票が日本にない海外長期滞在者の方々は、一時帰国時の短期間のみ国保に加入・脱退の手続きをしている人は少なからずいます。

 

 

国保は市区町村役場の管轄なので、短期間の加入を認めるのは自治体によって違うそうなのですが。

 

 

 

カメ

 

 

 

 

今回、実家のある役所(人口少なく、海外転出入は少ない)に問い合わせたところ、「一時帰国時の加入を認められない」という回答をいただきました。

 

 

 

「万が一事故に遭い、3ヶ月以上入院することになっても認められない」ということも。

 

 

理由は、今回帰国する目的は『一時帰国』であり、『生活拠点を上海から日本へ移すこと』ではないからだそうです。

 

 

※国保は「生活の拠点となる」場所で加入手続きするものなのに、この万が一の場合でも認められないというのが未だに納得できないのですが。。。

 

 

 

インターネットで調べると、市区町村役場のホームページから問い合わせをする場合に、名前と住所が必要で、その記入がないと回答しないと明記しているところが多いのです。

 

 

 

だから、人口の少ないところでこんな質問をしてしまったら最後、しら~っと転入届を提出しても、きっとわかって断られてしまうのだろうなぁ。

 

 

 

カメ

 

 

 

 

そして最終住所地だった市役所(人口多く、海外転出入も多い)にも問い合わせてみました。

 

 

 

そこには10年ほど居住し、国保・税金をしっかりと払っていました。国保は多い時には年間30万近くいったこともあります。その期間は病院にお世話になったのは風邪・歯科・眼科で、入院したことはありません。

 

 

バカ高い保険料でしたが、「助け合い」ということで仕方ないことだと思って払いました。

 

 

こちらでは「一時帰国された住所地で、海外転入のお手続きをされれば、転入された日付からその住所地の国民健保険に加入できます」との回答をいただきました。

 

 

(もし「加入認めない」と言われたら、今までのお金返してパンチ!!といってしまったかもです)

 

 

一時帰国時の加入を認めてくれてよかったのですが、この回答は国で統一してほしいものですDASH!

 

 

でも自治体の財政が危機のところも多いので、そうはいかないのでしょうね。
 

 

 

カメ

↓*** 2015/2/21 追記 ***

 

こちらの記事、最近アクセス数が多いので、気になっていたことを追記しました。

 

 

▼ 海外転出届を出さず、海外に1年以上居住することについて

 

 

知り合いの中には、海外に一年以上住んでいるけれど、住民票を日本に残したままの人も複数います。

 

 

子供がいる場合には、保健所(役所?)から子供の予防接種など何かについてたまに電話確認がくるそうで、それは実家の家族が対応しているとのこと。

 

 

日本で無職の状態なので、国民健康保険料は年間数千円だとか。

 

 

私も住民票抜かなければよかった、と思うこともありますが、実家の家族に電話がかかってきたときに嘘を言ってもらうの罪悪感があるのでやめました。

 

 

 

▼ 「海外療養費」制度について

 

 

個人的な意見ですが、この制度は廃止したほうが良いと思います。

 

上海に限らないですが、この制度を悪用していると思われる医療機関があります。

 

 

医師が実際の治療とは別のことを書いた(もしくはやっていない治療も書き)海外療養費の請求書を作成し

 

 

それを見て見ぬふりをして日本の役所へ提出する在住日本人がいることも。

 

 

(つまり治療を受けた本人が負担する金額が0に近くなるとこと)

 

 

この場合は医療機関にはメリットはないので、患者を増やしたいためにするのか・・・。

 

 

 

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カメ




 

クリップ 病気・ケガに健康保険は海外でも使える!? (All About)
http://allabout.co.jp/gm/gc/58198/

 

クリップ 健康保険・国民健康保険の海外での適用 (All About) (更新日:2010年4月1日)
http://allabout.co.jp/gm/gc/39800/

 

 

クリップ 海外在住者と日本の医療保険,年金 (外務省) (平成25年1月)

 

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/kaigai/nenkin_hoken/