どーも、僕です
きのう我が贔屓の22年テーマ発表
「全員でWう」(全員で笑う)だそうです
どこかの球団マスコット(畜生ペンギン)の口癖の様ですが「満開の笑顔が咲くように」との願いを込めて改題です
あと付けのサブテーマはまぁ去年色々と失ってこうありたいという目標…?
そんなことはどぅーでもいいんですけども
昨日は新日とノアの対抗戦「プロレスのチカラ興行」
いくつかピックアップして触れようと思いますが
大前提として
・両方をそれなりに囓った人の1つの見方として見ていただきたい
・ツッコミは野暮なので受け付けない
この2点だけご了承くださいませ…
総評
・4000円程度の視聴権は元は取れるが1週間後のワールド・ユニバースのディレイ配信(要月額料金1000円程度)でも楽しめる。
・所々の同窓会感ある組み合わせ(試合としては良かった)や前日の拳王対ライガーの舌戦がすごく残念なだけに「満足感は得られたがこんなもんか」という感想に落ち着いた。
・「新日本主催の興行でセルリアンブルーのマットで拮抗した勝敗のスコアを残しつつ最終的に新日本の勝ち越しに終わらせる」という意味では大成功を収めたと思われる
○ダークマッチ1(若手同士)
・10分じゃなくて新日らしく15分勝負でも良かった
・ルーキーのヤングライオン藤田と形はどうあれ1勝し勢いに乗っている若手の有望株矢野であればパフォーマンスがどちらが上か?と言うのは明確である必要があったが、後半は明らかに藤田ペース。矢野は実質負けのタイムアップ。一方の藤田は新日流の「基本に忠実なレスリング」で対抗戦のムードに持ち込んだ。今後に期待したい
○第1試合(実質本隊同士の5対5)
・大原と後藤の接点にもう少しズームしても良かった
・「ドラゴンリングイン失敗のおやくそく」をまさか田口がやるとは…。そして安定のオマージュ殺法とエロのミスリード狙いのバクステコメント
・石井と稲村、武骨な2人の当たり合いは見事の一言。石井「またどこかでやり合えるかもな」は風格十分のバクステコメント
・最後は新日流、ボストンクラブで4484がオカキンからタップ。対若手のあしらいとしては説得力はあったが今後に繋がるかは疑問が残る
○第3試合(BC対STINGERタッグマッチ)
・石森「ノアの人かノアに出てる人かで言われれば圧倒的後者」もっとやれんだろお前らというコメントであろう
・後述の鈴木軍対ペロスのタッグと同様に「ブッカーが負けたとされる」試合。この試合ノア側二人ともらしさは魅せたのに対し、新日側はそこまで本気じゃなかったかな…と感じた
○第4試合(鈴木軍対ペロスタッグマッチ)
・それぞれの恩義が詰まった試合。論外は贖罪や禊、DOUKIは論外に向けて、デスペとYO-HEYは今後の対戦に向けてのリスペクトが感じられた
・「ブッカーが負けた試合」その2。
奇襲に金的、通常なら「タブー寄りのおやくそく」なのだがそれすら心地良くマイルドながらメキシコ風味がほんのりと香る試合
・それぞれのバクステコメントも味わい深い。(以下要旨)
デスペ「躾がなってない!どうなってんだ!!(YO-HEYに関して)細いけど面白い奴。1度だけってのももったいない、チャンピオンが口うるさく言っときゃ何か起きるかな…?」
DOUKI「(※スペイン語でコメント)同じ師匠に世話になった論外と(当日京都で試合だった)Eita、そして自分がPerosを標榜するのは構わないけど、他の奴らが使ってもいいのかアレ?」
論外「まずは10年前、参戦中2度も不祥事を起こしまして申し訳ありませんでした。そして今日再びこのマットに上がる機会をいただき本当に感謝しかない、ありがとう。この10年という時を経ることなくあの二人とやり合いたかった。」
YO-HEY「デスペは面白い奴。あのベルト持ってなんか煽ってきたけど、今度はこっちのリングにベルトもろとも来い。俺だけじゃなくてもっといっぱいいろんなのが居るから、俺が口火切ってペロペロっと行ったるからいつでも待ってる」
○第5試合(鈴木軍対杉浦軍3対3)
・当初予告のKENTAは1.5USタイトルノーDQ戦でラダーから足を滑らせ転落、当面の欠場発表。これに伴い代替選手Xの予想合戦が発生
鈴木みのると接点があり杉浦軍のXとして出場経験のある藤原組長、パンクラスのライバル関係にあった船木誠勝の名前が上がる中登場したのはYTRだった。
KOPWを2年間守り抜いた男として1.5の関係もあるし、今は無き怨念坊主を巡る攻防、そしてヤノマルフジの関係性が考慮されての抜擢だったが、多くはややもすれば「拍子抜け」の反応だったかも知れない
・そんな中で今後YTRと杉浦を交えたKOPWの可能性を作った鈴木。年末の対坂口(DDT12.26代々木2体)に続く猟奇的ラストは圧巻の一言
・杉浦は鈴木に見せつけるような五輪予選スラム。どうせなら世界ヘビーとKOPW22のダブルタイトルが視野に入ると今後に繋がる可能性も
○第6試合(HoT対本隊タッグ)
・私情として新日から距離を置くようになった理由は「EVILのBC加入からの一連の流れ」と「BCとHoTの早期分離」である
BCは確かに「乱入上等」あらゆる手段でベルトを掠め盗る時期もあったが、代替わりしてしばらくするとセコンドに頼ることなく自力で戦い抜き王座戦をしている
端的には残忍なギャングといった集団である
・試合は綺麗で上質な勧善懲悪のヒーローショー
マサ北宮「小手先のヒールムーブ如きじゃノアは崩れない、まだまだ」のコメントは双方の溜飲を下げた。
EVILへのスピアーからの監獄ロック、そして東郷への剛腕炸裂と連携。乱入や武器をものともしない姿勢は「美学的カタルシス」
・HoTへの冷たい視線や「新日の伸び悩みの理由」が垣間見えた一戦
○Wメイン-1(LIJ対金剛)
・失恋モッシュにのせて集団として魅せる金剛に対してそれぞれの個を見せつつ純粋な足し算ではない登場で魅せたLIJ。もうこの時点である程度の結末は見えてたかもしれない…
・負けて語らずのGHCWチャンプ。
金剛は勝負師の集団だからこのムーブ自体は間違いではないが、如何せん否の声が大きすぎる様に感じる。
そりゃ1.5の乱入を考えても責任は取らないかんのだけども、「負けたら語る資格あるのか?」と思う。そう考えたら語らない選択はある意味で当然ではないか?
そしてこういうビッグマッチの対抗戦は大体ノッた上で落とすのが金剛なので…
・内藤「あくまでここは新日のリング。乗り込んでしっかりと盛り上げていただき、悔しい思いをして帰っていただく」
マイクとしても実行力としても正解を見せた。
中嶋との組み合わせはものすごくスウィングするが拳王にはいつものスカすムーブ。両軍の入場と共に綺麗な対比になっていた
○Wメイン-2(棚橋・オカダ対武藤・清宮)
・清宮からオカダがレインメーカー葬、試合後荒々しく「こんなので泣くなさっさと帰れ」
ここまでは至極当然な流れだったし、何ならもっとキツく当たってKOする勢いでボコボコでも良かった
だがバクステコメントで「こっちに来て武者修行を」には違和感しかなかった。
それで後藤はどうなったのか?伸び悩み、ポテンシャルが活かしきれていないように見える。シングルもタッグもそれなりだったのが「単なるタッグ屋」に成り下がっていないか?そんな「第2の後藤」を作りかねない発言である。
確かにまだまだ青いから全然遠く及ばない所に放り込まれたとは思うがオカダだってそういう泣いた時期があったわけで、そこでの凄みの見せ方は「懐の深さ」じゃなくて「ライオンが子供を奈落に落として厳しさを見せつける」こと、オカダの過去をあえて使うならば「レエエエエエエエエヴェルが違う」事をしっかり明確にする事にあるはずである。
ならばそこは時勢的にかなり無理があるアイディアだが新日式の「放り出される形で無期限海外武者修行」が清宮には妥当だと思う
突き放すでもなく寄り添うでもなく中途半端でラストの盛り上がりに欠けたのはオカダの責任ではないだろうか?
・決着直後に見せた「黄昏の武藤と棚橋」
4世代に跨がる戦いだからこそのカメラアングル。非常に美しく見えただけに先のオカダの言動は非常に残念だった
だからこその「強気なPPV4000円の価値はあるが双方の月額料金アーカイブ配信の方がお得」と個人的には評価した
○今後ありそうな組み合わせ
☆デスペラード×YO-HEY(タイトルマッチも)
☆石井×稲村
☆金剛興行(対LIJを大テーマにした大会)
☆鈴木対杉浦(場合によってはタイトルマッチも…?)